富士宮市は富士宮やきそばで町おこしで町中焼きそば尽くしかとおいらが勝手に思っていたら、実はそうではないただの地方都市で、同じく食べ物の町おこしをしている「ソースかつ丼」の駒ヶ根市「マグロ」の三崎港などと比べると自治体はそこまで富士宮やきそばをプッシュしている感じが見られません。
それでも、富士宮市のあちこちでは「富士宮やきそば」の幟が立っていて、商店会レベルでの頑張りは見て取れる感じがします。


富士宮焼きそば 虹屋ミミ。

今回向かったのは富士宮駅からほど近く、またネットの評判でもかなり高い店ということで事前にチェックしていたお店です。
実際の店舗を見てみると、3~4畳ぐらいの本当に小さなお店で、店内も熱々。
正直ここで食べようかどうかは迷ったのだけど、せっかく来たのだからとこの店で食べることにしました。

「鉄人の店」という謳い文句の通り、この店は「第1回富士宮やきそば鉄人グランプリ」で見事1位を獲得した実力店。
気難しそうなおかみさん店長と息子らしき男性の2人で店を切り盛りしています。

早速なので富士宮やきそば(630円)を2人前注文。
目の前で作られる焼きそばを見ては思わず驚かされます。

まず麺を鉄板の上に乗せ、キャベツやイカ、肉を混ぜずに焼きます。
そしてしばらくしてから豪快に混ぜ始め、肉から出る油、そして特製ソースとキャベツから出る水分だけで麺を炒めてゆきます。
そのため油や水を足すことなく、本来の焼きそばの味が堪能できるらしいです。


たしかに美味い。

最後に削り鰹節を降りかけて、富士宮やきそばのできあがり。
焼きそばなんだから普通に焼きそばの味だよね、と思いつつ食べてみると…

唖然………………美味い。

思わず言葉を失うぐらい美味いです。
水分を必要最低限しか使っていないため、麺は柔らかい部分と焼いてぱりぱりになっている部分が混ざっていて、絶妙な歯ごたえ。
そして全体に染み渡ったソースの味と、イカや肉の歯ごたえのアクセントがまた最高です。
この店が別格ということもあるかもしれませんが、とにかく美味い富士宮やきそばでした。

またこの店はテイクアウトもよく行っているそうで、おいら達が食べているときもテイクアウトの焼きそばを注文する人がちらほら。
また、地元の人もテイクアウト用に買っているのを見て、間違いなく人気の店だと確信しました。

あまりにこの店の印象が強すぎたので、次に別の富士宮やきそばを食べるのが怖くなり、結局富士宮ではこの店だけでしか食べませんでした。
オススメの店なだけに、また富士宮に来ることがあったら一度別の店に寄ってから来たい、そんな焼きそば店でした。

※富士宮焼きそば 虹屋ミミ
http://www.siz-sba.or.jp/shouren/ekimae/mimi.htm
住所:静岡県富士宮市中央町3-9
電話:0544-24-0791


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