木更津駅から上総亀山駅までを結ぶ、約32kmのローカル線、久留里線。
東京都内からも気軽に来れるローカル線としても知られ、「鉄子の旅」や「新・鉄子の旅」でも最初の旅として選ばれた路線。
特に久留里線の全駅下車は鉄道ファンとしてはチュートリアルになる路線としても知られています。

前からずっと乗りたかった路線ですが、ただ千葉県内の田園風景を眺めながら走り、しかも終点の上総亀山駅は観光地でもないし温泉があるワケでもない…となると、あかり姉さんは大反対。
逆に1人旅でないと乗ることが出来ない路線になってしまいました。


久留里線の車両。

久留里線は未だキハ30形が使われるなど、JR東日本の中でも異質の存在の路線。
JRの路線なのに、なぜか国鉄の香り…ローカル鉄道の香りを楽しめる不思議な路線です。
この独特の車体カラーリングと黄色の「久留里線」という方向幕が印象的。
車両はおいらの勝手な予想に反してロングシート車両で、最初は駅弁を持ち込んで食べようかと思っていただけにちょっとだけほっとしました。


横田駅でタブレット交換。

久留里線に乗るのは初めてなので、まずは沿線の雰囲気を味わうべくまったりと乗車していました。
横田駅と久留里駅でタブレット交換を行うそうで、両駅ではタブレット交換の様子を撮影するべくカメラを構えている人もちらほら。
乗車している人もなんとなく鉄道ファンが多いような気がしました。


上総亀山駅駅舎。

久留里線に約1時間の乗車で、終点の上総亀山駅に到着しました。
上総亀山駅周辺には特に何もないものの、当駅で下車する人がちらほら。
見た感じ鉄道ファンぽい人が多かったので、やはり鉄道ファン向けの路線になっているのでしょうか。

唖然そもそも朝7時から久留里線に乗る人って少数だよね…


車内は味があります。

久留里線にはいい駅舎がたくさんあって、1つ1つ見て行きたくなります。
特に小櫃駅横に静態保存されているSLとか、馬来田駅の今は使われていないホームとか、気になるポイントはいろいろ。
しかし「鉄子の旅」などで登場する久留里線全駅下車のプランを今更立てるのは大変なので、今回は諦めることに。

唖然久留里駅と横田駅を軸にして考えれば楽なんだよね…

ちなみに「鉄子の旅」での全駅下車ルートは次の通り。
木更津→上総清川→祇園→◎横田→東清川→馬来田→東横田→小櫃→下郡→◎久留里→俵田→上総松丘→平山→上総亀山
基本的に上下線の列車が入れ違う駅を軸に乗り降りすると効率よく全駅制覇出来ますね。


證誠寺(しょうじょうじ)にちなんで狸のイラストが。

上総亀山駅から再び久留里線に乗って木更津駅に。
木更津駅近くの證誠寺(しょうじょうじ)にちなんでではないですが、なんとも狸につままれたような感じになった、そんな久留里線でした。

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