毎年11月の第2日曜日に行われる「忍城時代まつり」は行田市役所のあたりで行われているようで、行田市役所の周辺にはたくさんの屋台が並んでいました。
今日祭りがあることは全く予想外でしたが、これだけの人が集まっていると言うことは、間違いなく行田市が誇るB級グルメ、「フライ」と「ゼリーフライ」は食べることが出来そうです。
早速向かってみました。


忍城時代まつりはB級グルメ祭りみたい。

市役所の周辺は本当に屋台だらけ。
お好み焼きやクレープといった定番のものから、富士宮焼きそばの出店まで登場。
最近は色々なところで富士宮焼きそばを見かけます。

そして、行田市が誇るB級グルメの数々も屋台で出店。
今日は埼玉県民の日と言うこともあってか人もたくさん。
そしてフライやゼリーフライの屋台にたくさんの行列が出来ていました。


フライ製作中。

あまりにも列が長かったので、二手に分かれてフライとゼリーフライにそれぞれ並びます。
並んでいる間に製作する風景を眺めることが出来るので楽しいですね。

今回「フライ」の出店を出していたのは「ひいらぎ」という店舗のフライ。
1度に8枚しか焼けないのにみんな何枚も注文するので行列になっているようです。


ゼリーフライ製作中。

そして「ゼリーフライ」もじゃんじゃん揚げている姿を見て楽しくなります。
今回ゼリーフライを出店していたのは「板さん」というお店。
手際よくどんどん揚げていました。


これがフライだ!

時間的にも13時を過ぎていたので、昼食代わりに早速フライからいただきます。
具は小麦粉にネギ、卵とソースぐらい。
なんというかどんどん焼きのような感じですが、ソースがうまく生地と合っていてとても美味しいです。
元々は行田市内の足袋工場で働く女性工員に休憩時のおやつとして出し始めたのがきっかけとされているもので、いろいろと試行錯誤の結果現在の形になったのだとか。

なんだか懐かしい感じなのだけど、これはやみつきになりますね。
これはいいB級グルメです。


これがゼリーフライだ!

続いてはゼリーフライ。
フライに比べるとまだB級グルメとしての知名度は高いけれども、まだまだマイナーな食べ物です。
実態はおからのコロッケで、ほくほくして美味いです。
ソースなどを掛けずとも美味しくいただけるのでこれはいいですね!

なぜゼリーフライと呼ぶかという説にはいろいろとあり、有力な説では形状や大きさが小判に近いことから「銭富来(ぜにふらい)」と呼ばれそれが訛ったとか。
おからでコロッケという発想はなかなか珍しいので、驚かされます。


はにわ焼き。

そして外見だけで気になって、つい購入してしまった「はにわ焼き」。
行田市には埼玉(さきたま)古墳というものがあり、その古墳から「埼玉県」という名前になったと言われています。
その埼玉古墳で出土する埴輪をイメージした「はにわ焼き」。
中身にはフランクフルトが入っていて、はにわ型のアメリカンドッグとたとえるのが正しいでしょうか。

そのほかにも行田市が誇るいろいろなB級グルメの屋台が並んでいます。
いがまんじゅうも気になったけれども今回はスルーしてしまいました。


古代蓮の雫。

フライやゼリーフライを食べていると手に油がついてしまったので、手洗いがてら行田市役所に入ってみると面白い自動販売機を発見してしまいました。

唖然行田市の水…だと…

「古代蓮の雫」という名前の行田市の水。
行田市で古墳時代と思われる地層から蓮の種子が偶然出土し、自然発芽し甦ったため現代では古代蓮という名で栽培されているそうです。
せっかくの市の花ということだから商品名に採用したのでしょうか。
ちなみに味の方は普通のミネラルウォーターでした。


風が語りかけます。

さらにぶらついてみると、埼玉県民だけでもなく、見ると反応したくなる幟を見つけました。
「風が語りかけます。うまい、うますぎる」で有名な埼玉銘菓「十万石饅頭」。
実は行田市に本社があるとのことで、今回屋台を出店していました。
これは食べなければ損ですね!


うまい、うますぎる。

早速買った「十万石饅頭」。
こしあんの甘さがほどよく、そして生地と合ってうまい、うますぎる。
思わず「うまい、うますぎる」と言いたくなりますね。

ちなみに「十万石」の由来は忍城を中心とする忍藩が十万石の規模だったことに由来するとか。
なるほど、ひとつ勉強になりました。

それにしても行田市内をぐるぐる回らずともひととおり制覇することができたので、本当に運が良かったです!

◆埼玉県民の日に行田ぶらり旅
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