川崎にある金山神社・若宮八幡宮。
この神社では毎年4月の第1日曜日に「かなまら祭り」という奇祭が行われます。
その内容は男性器を模った御輿を担いで回るというもので、日本だけでなく海外でも注目されているお祭りです。

「かなまら祭り」とはそもそもは金山比古神(かなやまひこのかみ)ならびに金山比売神(かなやまひめのかみ)の二柱を祀っていることに由来するのですが、御神体が男根であることから、子孫繁栄・夫婦和合・性病除け・安産・下半身の傷病治癒などの御利益があるとされるようになってきました。
いわゆる「道祖神」の一種なのでしょうが、男性器を祀った神社となると、いやがおうにも興奮してきます。
このサイト「船木屋さんとこ(仮題)」をご覧になっている方にはもはや毎年恒例の祭りですが、「かなまら祭り」とはこういうものだと踏まえて置いていただけましたら幸いです。

<注意:この日記には不適当な画像等が含まれている場合がありますが、実際行われている祭の為基本的に無修正とさせていただきます>

毎年「ちんこ祭り」だの「HENTAIフェスティバル」だのと呼ばれているかなまら祭り。
今年はどうやら雰囲気が違うようです。


かなまら祭り一部中止のお知らせ。

今年のかなまら祭りは3月11日に発生した東日本大地震の影響で、祭り自体も自粛の方針が取られることが決まっていました。
毎年恒例の御輿練り歩きがないので、かなまら祭りの一番の醍醐味がありません。
天気もあまり良くなかったし、Twitterなどのコメントを見る限りでは今年は不参加、という人が多いような感じでした。
でも、こういう時こそ行かないとダメなような気がするので、今年もかなまら祭りに行ってみました。


京急川崎大師駅。

京急川崎駅で京急大師線に乗り換えて、今年もかなまら祭りに参加します。
電車に乗っている人も心持ち例年より少なめのような記がします。
とはいえまだ時刻は10時ちょっと前だからそんなものか、と思いつつ金山神社に着いてみるとびっくり。


金山神社には幟がない。

唖然毎年恒例のあの幟がない…

男性器がイメージされた幟が毎年金山神社の周りを取り囲んでいるのですが、今年は自粛モードだからなのか幟がありません。
あの幟がないだけで一気に寂しく感じます。
また、今年は桜がまだ完全に咲いていないことも寂しさの一因になっているのでしょうか。

とはいえ金山神社の中には観光客がぼちぼちいる感じで、例年よりは少ないものの賑わっているような感じでした。
まずは屋台を見たり、いろいろなものを見たりと、神社内を散策します。
倉庫の方に向かってみると…


エリザベス御輿!

唖然エリザベス御輿!エリザベス御輿じゃないか!

神社の倉庫にかなまら祭りの一番の目玉でもあるエリザベス御輿がありました。
このどピンクのエリザベス御輿はニューハーフだけが担ぐことが出来るという御輿で、毎年かなまら祭りではニューハーフがこの御輿を担ぎながら街を練り歩くのが定番となっていました。


みんな入ってました。

エリザベス御輿の他、かなまら舟神輿やかなまら大神輿、そしてチンコカタパルトと呼んでいる謎のオブジェも皆倉庫に入っているのを見ることが出来ました。
いつもはこのような形で保管されているのかと思うと、これはこれで楽しめます。
かなまら祭りの一番の目玉はやはり御輿なので、皆この御輿を撮影していました。


巫女の舞奉納。

かなまら祭りの御輿練り歩きがない今年。
毎年行われているけれどあまり注目していなかった儀式に注目が集まります。
10:30頃から行われる巫女の舞奉納に、例年以上の注目が集まっていました。

毎年この舞をチラ見しかしていなかったのだけど、この舞を撮影目的にしている人も意外と多いようで、ごっついカメラや録音器具を用意して撮影している人を多数見かけました。


鍛冶の儀式。

そして奥の方では鍛冶の儀式も行われていました。
金山比古神が男性神であり鉄鋼の神様でもあると言うことから、鍛冶の儀式も行われていました。
かなまら祭りでは毎年やっている儀式のようだけど、いろいろな儀式が同時進行で行われるため見落としていた部分もあり…

唖然意外と奥が深いんだなぁ…

かなまら祭りはちんこの祭りだけじゃない。
今更ながらそう感じたおいらでありました。

※若宮八幡宮
http://www.tomuraya.co.jp/wakamiya.htm
住所:神奈川県川崎市川崎区大師駅前2-13-16
TEL:044-222-3206


◆関連日記
かなまら祭り2011【目次】
かなまら祭り2010&鉄道の旅【目次】
かなまら祭り2009&鉄道の旅【目次】
かなまら祭り2008&鉄道の旅【目次】
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かなまら祭り
でっかいまーら、かなまら!

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