川崎にある金山神社・若宮八幡宮。
この神社では毎年4月の第1日曜日に「かなまら祭り」という奇祭が行われます。
「かなまら祭り」とはそもそもは金山比古神(かなやまひこのかみ)ならびに金山比売神(かなやまひめのかみ)の二柱を祀っていることに由来するのですが、御神体が男根であることから、子孫繁栄・夫婦和合・性病除け・安産・下半身の傷病治癒などの御利益があるとされるようになってきました。
個人的に毎年参加していて、このブログでも恒例の記事になっているかなまら祭ではありますが、昨年は東日本大震災のため自粛ムードの中での開催でした。
しかし今年は震災から1年経ち、例年通り開催するとのこと。
幸いにもいい天気に恵まれ、完全に祭り日和。
これは、参加するしかありません。

<注意:この日記には不適当な画像等が含まれている場合がありますが、実際行われている祭の為基本的に無修正とさせていただきます>


京急大師線乗り場。

かなまら祭が行われるのは神奈川県川崎市にある金山神社・若宮八幡宮。
最寄り駅は京急大師線川崎大師駅です。
そのため京急で京急川崎まで行き、そこから京急大師線に乗り換えます。

今回はやや早く行こうと思っていたのですが、この時間から電車内には既に観光客や外国人がたくさん。
みんなかなまら祭を楽しみにしていたのでしょうか。
もしかしたら1年間のフラストレーションが溜まりに溜まっていたのかもしれません。


金山神社はまだ桜が咲いてない。

川崎大師駅からすぐ近くにある金山神社です。
朝9時だというのに既にかなまら祭の幟が立てられています。

唖然この幟を見ると祭りって感じがするね…

男性器を模ったようなイラストが特徴的な金山神社の幟。
紅白の幟が実に印象的です。
しかし残念ながら、今年はまだ桜が咲いていなかったので桜を楽しむことはできませんでした。
今年は4月1日開催だったため若干早いということにありますが、残念なところです。


屋台はみな準備中。

今回は9時頃到着ということで、祭りもこれから準備中でした。
そのため屋台も準備中で、あちこちの場所で屋台設営が行われていました。

この時間帯だと全然静かだけど、それでも人がちらほら。
今年はいつも以上に早かったからか、いつもは見れないものがいろいろと見れました。


御輿掃除中。

かなまら3御輿の1つ「かなまら船御輿」。
紀伊国屋文左衛門のミカン船にあやかって「紀伊国屋神輿」とも呼ばれています。
ご神体は鉄製で台座が舟の形をしているのが大きな特徴です。
鉄鋼の町川崎ということもあり、日立造船から寄贈された御輿です。

そんな御輿をモップで綺麗に掃除をしていました。
しかし形が形だけになんともいやらしい…
シチュエーション的にいろんな人に撮られていて、おっちゃんも苦笑いでした。


エリザベス御輿。

続いてはかなまら祭の代名詞にもなっている「エリザベス神輿」。
浅草橋のニューハーフクラブの「エリザベス会館」から寄贈された御輿です。
このピンク色の男性器形の御輿はまさに圧巻。
この時間帯だと人が少ないため、記念撮影をしている人が多数いました。


かなまら御輿。

そして最後は「かなまら大神輿」。
この金山神社のご神体・金山比古神ことかなまら様が乗る木製の神輿ですが、こんなお祭りの割に普通の御輿に見えるので注目度が低くなっているのは個人的に残念です。
ちなみに裏側には縦に大きな割れ目があって「くぱぁ」と広がっているのがいつも気になって仕方ありません。

屋台や御輿の他にもいろいろと準備が進んでいました。
それらも順番に見てゆきます!


ペニスカタパルト。

毎度「チンコカタパルト」と呼んでいる、男性器を模った木製の柱があります。
男性がこれに跨ると性欲増進、女性がこれに跨ると子宝に恵まれるとかいないとか。

かなまら祭の対空兵器?のような置物で、例年広場の中心部に置かれてはいろんな人がまたがるのがイベントになっていましたが、最近は屋台が増えたためか場所が狭まり、神社の片隅に置かれるようになってしまいました。
残念無念です。


大根削り場。

そして広場の中央には例年の通り大根削りのためのまな板が置かれていました。
大根を男性器の形に削り、かなまら様に奉納します。
この大根を食べた人は子宝に恵まれるとか。
ちなみに大根削りは一般参加も可能なので一度は参加してみたいですね。

さて、金山神社はインターネットでも話題の祭りのわりにアニメ絵のイラストを描いた痛絵馬がほとんどありません。
そういう点ではまだ日本のオタク文化が進出している神社ではないのですが…


誰ですかこんな絵馬を奉納した人は。

唖然誰ですかこんな絵馬を奉納した人は!

絵馬2枚を合体させた力作痛絵馬が展示されていました。
プリキュア絵馬がいい感じに描かれていたけれど、こんな神社に奉納するなんて…
薄い本のような展開がいろいろと浮かびそうな気がしました。

まだまだ祭りスタート前から気になる内容満載のかなまら祭。
今年はどんなことになってしまうのでしょうか…

※若宮八幡宮
http://www.tomuraya.co.jp/wakamiya.htm
住所:神奈川県川崎市川崎区大師駅前2-13-16
TEL:044-222-3206


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