鋸山ロープウェーで鋸山山頂駅に到着しました。
とこから少し散策すると日本寺という寺と絶壁から眺めることができる地獄のぞきという観光スポットがあるそうで…
せっかくなので行ってみることにしました。

鋸山ロープウェーの建物を出て、最初に見えてきたのはこの看板でした。
鋸山山頂…ですって!?
鋸山の山頂の看板がこんなところにありました。
標高は329.4mでここが山頂なのでしょう。
とはいえ地図を見るともっと奥の方が山頂のような気もするけれど…気にしないことにしました。

その鋸山山頂からの眺めはまさに絶景。
東京湾方面はもちろん、房総半島の南側も一望できるスポットです。
そして東側にはジャングルのような森が生い茂り、東京から近いのに異世界に迷い込んだかのような、そんな気にさせられます。

それでも観光地にありがちな100円を入れると見れる双眼鏡を見るとなんだか現実に戻されます。
それを利用することはなかったけれど、やっぱりここは観光地なんだなぁ…と実感。
眺めを堪能したところで、鋸山のメイン、地獄のぞきに向かいます。

鋸山ロープウェーからしばらく歩くと、鋸山日本寺入口が見えてきました。
ここからは寺の敷地内と言うことで拝観料が掛かります。
600円という値段はやや高くも感じるけれど、早速入場してみました。

鋸山日本寺入口から地獄のぞき方面まで、ずっと昇り階段が続きます。
ずっと階段が続くので、さっきの尊重の看板は嘘だったんじゃないかと思ってしまうほど。
ゆっくりゆっくり階段を上がってゆきます。

鋸山は良質な凝灰岩でできている為、江戸時代からさかんに石切りが行われていたそうです。
その名残か、垂直な石の壁が並ぶ光景を見ることができます。
垂直な石の壁、そして蔦が絡まった石の壁…
これはまさしく…

ラピュタだ! ラピュタは千葉県にあったんだ!
まさに天空の城ラピュタの世界がそこにはありました。
ちょうど先日、天空の城ラピュタの放送があり、Twitterなどでも大きく盛り上がったようですが、その印象が残っていてついあの滅びの言葉を唱えたくもなりますが、それはそれとして。
そんな景色を過ぎ、ようやく地獄のぞきに到着しました。

これが噂の地獄のぞき。
石切りの結果、こんな感じに残ってしまったとか。
現在では落下しないよう柵が設けられていますが、この作から下まで約100mほどの落差があるとか。
せっかくなので近くまで行ってみました。

地獄のぞきから下を見てみると…これはこわい!
そして遠くまで広がる森がなんとも別世界です。
これだけ森があるなんて…まさにラピュタだ…
と思ってしまうのも仕方ありません。

鋸山ロープウェー側を見てみると、浜金谷駅周辺の街並みと富津館山道路が走っていました。
町や高速道路が見えるとちょっとほっとするほど、現実離れした自然に圧倒されてしまいました。
本当、夏に来てとてもいいところでした。
この眺めはなかなか他では味わえないかもしれません。
◆東京湾一周 鉄道と山と海の旅
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