北海道の石北本線にある上白滝駅。
この駅を知っている人は…98%以上の確率で鉄道オタクです。


上白滝駅駅舎。

そんな上白滝駅にやってきました!
紛れもなく、いろんなサイトや写真で見た「伝説の上白滝駅」においら達は到着しました。
駅前には小屋と畑があり、これは人っ子一人もいない秘境駅かしら…と思っていたら普通に農家の方が手入れをしていて秘境駅という感じではありませんが、でも他に人はいない、寂しい駅です。


上白滝駅駅名標。

まずは駅舎の中に入ってみました。
するととんでもない光景を目にしてしまいました。

唖然これから乗車予定の人が…いる!

なんと上白滝駅に人が1人います!
見た感じ折りたたみ自転車を持っているので自転車でここまで来たのでしょうか。
さすがに邪魔するのはよろしくないと、まずは駅名標などを撮影することにしました。


上白滝駅駅舎。

上白滝駅の駅舎をホーム側から見るとこんな感じ。
この駅が開業したのは1932年(昭和7年)だそうで、その頃の建物がいまだ現役なのでしょう。
古いけれど味わいがある駅舎です。


上白滝駅ホーム。

上白滝駅のホームからの眺めはただ山があるだけ。
隣の白滝駅まではさほど距離はありませんが、もう片方の上川駅までの駅間距離はなんと34.0km。
電車の乗車時間は1時間と、かなり長い1駅です。


1日1度来る電車。

そんな長い距離を走ってこの駅に停まる電車は…なんと1日1本づつ。
次の電車は17:08の旭川行き。しかもこれが始発でかつ終点です。
昔訪れた岩泉駅も1日3本だとネタになったけれど、こちらは現在の常設駅の中では最も停車回数が少ない駅です。
そんな駅だからこそ、鉄道ファンのあこがれの駅とも呼ばれています。

唖然本来ならば車でなく電車で来たかったんだけどね…

この駅に電車で来てしまうと、隣の白滝駅まで徒歩は必須。
そのため今回は車での訪問になりました。


駅ノート。

上白滝駅は有名駅なだけあって、駅ノートもたくさんありました。
同じ鉄道仲間の松山せいじ先生もこの駅ノートを描いたそうですが、残念なことに古い駅ノートはカビが真っ黒に生えてみるも無残な状態に…
ちょっとノートの保存状態が良くないですが、それも仕方ないのかもしれません。


ねんがんの上白滝駅にたどりついたぞ!

せっかくなのでおいらも駅ノートに記載しました。

唖然ねんがんの上白滝駅にたどりついたぞ!

ちなみに上に書いてあったのは、今日これから17:08に乗る人の駅ノート書き込みのようです。


1日1度の電車が来た。

17:08。
ついに上白滝駅に1日1度の電車がやってきました。
おいら達はただ電車をみて見送るだけ。
それだけなのに感慨深くなってしまいました。


さらば上白滝駅。

一度は来てみたいと思っていた上白滝駅にやっと来ることができました。
今度来る機会があれば、ぜひこの駅から乗車、または下車してみたい…
そう思いながら上白滝駅を後にしました。


<おまけ>


せっかくなので白滝駅にも。

せっかくなので白滝シリーズをやろう、と思って白滝駅にも寄ってみました。
やはり白滝村の中心駅、白滝駅は立派です。
石北本線を通る電車もほぼ停車とあればやっぱり立派です。


白滝駅駅名標。

白滝駅の駅名標もまた綺麗になっていました。
この調子で残る白滝シリーズの旧白滝駅、下白滝駅にも寄りたかったけれど、日没時間も近いし、休憩予定の道の駅まるせっぷが18:00で閉まるとのこと。
そのため今回は先を急ぐことにしました。

◆秋の北海道・道北道東ドライブの旅
秋の北海道・道北道東ドライブの旅【目次】


◆関連日記
岩手県の鉄道を存分に味わう旅【岩泉駅篇】



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