仕事も遅くなって帰ろうと思っていたら、あかり姉さんからメールがあって「今晩外で飯を食べてきてほしい」とのこと。
仕方がないので渋谷で探すか…と思ったけれど、正直なところ渋谷のラーメン店は帯に短し襷に長し、という感じのこれぞ!というラーメン店が少なくて困ります。
そのため、帰り道にどこかいい店はないかな…と思うのですが、たいてい21時で閉まってしまうのでどうしようか…
と思っていた時に思い出したのが赤坂見附でした。

唖然そういや永田町駅=赤坂見附駅だから定期圏内なんだよな。

定期で行けるなら遠慮は無用。
というワケで赤坂見附周辺を昼間に続いてぶらついてみました。

正直、夜の赤坂見附は完全に飲み屋街。
物騒な感じもするけれど、ぶらぶらと歩いて気になる店を見つけました。


ばんちゃんラーメンの醤油ラーメン。

和歌山ラーメンの店、ばんちゃんラーメン。
赤坂見附はちょっと裏路地に入ると古臭いラーメン店が並んでいるので侮れません。
店内に入ると薄暗く、カウンターとちょっとしたテーブルだけがある店内。
テレビは邦画チャンネルが流れていて、店主は休憩しつつ厨房でタバコを吸っている…
そして出てきたラーメンが完全に中華そば。

唖然Oh…まさに昭和じゃないか…

いいなぁと思って店に入ってしまったんだから仕方ない。
こうなったらとことんまで味わってみようと麺を一口。

唖然麺のコシ、ほぼゼロ。

やる気のないコシの中細麺と典型的な醤油スープ。
実に中華そばです。
ああ、これはハズレだな、と思いつつ食べていると、だんだん味の旨味が出てくる感じ。
そういえばこれ、和歌山ラーメンだったっけ…
と思っているとどんどんラーメンに引き込まれます。

唖然これ、美味い。

ラーメンを半分ぐらい食べたところで完全にこのラーメンに引き込まれていました。
麺もさることながら、美味いのはスープ。
これは飲みたい、飲み干したいと思うけれど、昔のラーメンってどうしてこう、スープが多いんだろうってぐらい入っているのでしょう。
ごくごく飲んだけれど、半分ぐらいでギブアップ。
それでもかなり満足感のあるラーメンでした。

この平成の時代に、実に昭和の香りそのままのラーメン店。

唖然この店の良さがわかるのは、もっとおっさんになってからかしら…

外に出ると再び赤坂の夜に逆戻りでしたが、なんだか心地よい場所でした。

※ばんちゃんラーメン 赤坂店

住所:東京都港区赤坂3-19-13
TEL:03-3583-8119



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