わたらせ渓谷鐵道の間藤駅、足尾駅と来たので通洞駅にも寄り道してみました。


わたらせ渓谷鐵道通洞駅。

わたらせ渓谷鐵道通洞駅。
ちょうど先ほど見たトロッコ列車が発車したばかりでまだあわただしい感じでしたが、この駅は駅員さんがいる駅でした。
通洞駅の方が旧足尾町役場に近いのでこちらの方が市街地のようですね。


足尾銅山観光へ。

そんな通洞駅前にある観光スポットが「足尾銅山観光」です。
かつて稼働していた足尾銅山の坑道内に実際に入ることができる観光施設。
今回の旅行での時間もやや余り気味だったので早速寄り道してみました。


トロッコ列車で銅山内に入ります。

足尾銅山へはトロッコ列車に乗って入ってゆきます。
ちょうどおいら達が入場したときに目の前でトロッコが出発してしまったので、必然的に一番前に乗ることができました。
正直期待していませんでしたがこれはラッキーですね!


運転席の真後ろをゲット。

というワケでどんな感じで運転するのかな…と思っていたのですが、実際に動くのは客車よりさらに先の機関車が運転しているよう。
なんだ残念、と思っていたら途中で一旦停止したかと思ったら機関車を切り離してこの運転レバーを操作しだしました。

唖然なんと!

坂道を走るため、最初だけ機関車を連結していたようですね。


銅山の中に入ります。

さて準備ができたところで足尾銅山の中に入ります。
ちょっと停まってからの再スタート。なんでしょう、ジェットコースターのようなドキドキ感があります。
スピードが徐々に上がって、足尾銅山の中に入りました!

おお、すげぇ!

足尾銅山の中は暗く、本当に洞窟と言う感じです。
そして揺れてこれは楽しい…! と思っていたのですが、約1分ほどで足尾銅山駅(仮称)に到着しました。


でもすぐに終了。

あっさりと着いてしまったのでなんだか物足りない感じ。
ここから足尾銅山内を観光して、だいたい30分ぐらいのコースなのだそうです。
じっくりと見て回りましょう。


実際の銅山跡はさらに先に続いてる。

線路をたどって奥まで行くと、まだまだ先まで坑道は進んでいました。
実際には数km以上もトロッコで地下深くまで進み、炭鉱夫は鉱石を掘っていたのでしょう。
それを考えるとたかだかちょっとのところまでしか来ていませんが、既に銅山内の通路はひんやりとして寒く、そして天井からは水滴が滴り落ちてきます。
これがまた冷たいのと、同時に足元も濡れているので滑りやすい、そんな中を進みます。


銅山跡に人形で解説。

洞窟内は薄暗く、所々に蝋人形があってどんなことを鉱山内で行っていたのかがわかるようになっていました。
しかし暗いところでいきなり蝋人形だと正直怖い部分もあります。
なんでしょう、お化け屋敷か秘宝館に来ているかのような、そんな感覚を感じてしまいます。

時々ボタンを押すと人形が動いたり喋ったりする仕掛けもあり、わりと楽しめます。


暗いし天井も低い。

昔実際に使われていた足尾銅山の坑道をそのまま使用しているため、正直天井は低く、さらに水滴もぽたぽた落ちてくるので油断できません。
壁には今でも鉱脈が残っているところもあり、それらも見ることができました。
さらに進むとトンネルが手掘りからシールド工法の最新式のものになってきて、時代の進化を感じていると、建物内に入りました。


いろんな石が採れるのだとか。

建物内では足尾銅山の歴史や実際に足尾銅山で採掘できた石についての紹介がありました。
銅や鉄だけでなくアメジストやサファイアなども採掘できたようで、最盛期にはいろいろな鉱石が採れていた為町はかなり賑わっていたのがわかります。
しかし現在は鉱山を閉鎖し、徐々に過疎化の一途を辿っているのだとか。
そのため足尾銅山を世界遺産に、という動きも進んでいるようです。

足尾銅山鉱毒事件により田中正造の天皇陛下直訴事件があり、また鉱毒事件の反対派が多かった栃木県谷中村が渡良瀬遊水地として水没、そして戦中戦後、海外産の銅や鉄による価格競争により閉山してしまった足尾銅山。
江戸時代から始まった銅山の歴史をより深く見ることができました。


削岩機体験コーナー。

しんみりする話が続いたところでしたが、野外に出たと思ったら削岩機体験コーナーなるものがありました。
これは…試してみないと…とやってみたところ…

唖然すげぇ…こんなの持ってたら頭がおかしくなるわ…

ものすごい音と振動。
実際に岩は壊せなくなって音と振動だけの体験ですが、それでもひどいものでした。


回送のトロッコがやってきた。

野外の広場を歩いていると、先ほど乗ったトロッコが回送で走ってきました。
どうやらまた別の客を運んだ帰りでしょうか。
このトロッコは約15分おきの運転の為、もしかしたら次かつの次の便でしょうか。
でもこれを見ると、一気に現実に戻ってきた気がしました。

そして我々をさらに現実に突き落としたのがこちら。


銅もありがとうございました。また銅ぞ。

銅もありがとうございました。また銅ぞ。

唖然なんというしょうもない…

おいらが唖然としていると、友人の面白いツボを刺激してしまったよう。
えらく大笑いしていたので逆にこっちがびっくりしてしまったおいらでした。

銅山だけに銅もありがとうございました。また銅ぞ。


※足尾銅山観光

住所:栃木県日光市足尾町通洞9-2
TEL: 0288-93-3240


◆北関東ぶらりドライブの旅
北関東ぶらりドライブの旅【目次】



※ 当サイトの各種サービスをその利用規約等で定める範囲内でご利用いただく場合や、著作権者の許諾なく著作物を利用することが法的に認められる場合を除き、無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることはできません。また、利用が認められる場合でも、著作者の意に反した変更、削除はできません。記事を要約して利用することも、原則として著作権者の許諾が必要です。
※ 当サイトの情報は執筆当時の情報を元にしているため、現在の内容とは異なる場合があります。