おいらが幼少のころからずっと食べたい、食べたいと思っていたパスタがありました。
その名は「パスタ・ブォーロ」。


一度は食べてみたかった究極のパスタ。

パスタ・ブォーロはイタリアでは知らない人がいない「究極のパスタ」と言われています。
使用する食材はパスタ、バター、パルメザンチーズ、塩、そしてブラックペッパー。
日本料理で例えるなら「卵かけごはん」のような存在でしょうか。
シンプルすぎるがゆえに究極のパスタなのでしょう。

おいらが昔、テレビで放送されていた映画でバターをたっぷりと使ったこのパスタを作っているのを見て「死ぬまでに一度は食べたい!」と思いつつも、日本ではレトルト食品でも専門店でもまず見かけることがないパスタだった為おいらの記憶からも忘れ去られていました。
しかし、最近たまたまネットのネタ記事で特集されているのを見て思い出し、無性に食べたくなってきました。
前述のとおりパスタ店でもなかなか食べられないので、自宅で作ります!


守山乳業 冨士チャーニング製法バター。

まず用意したのはバターです。
昨今、バターの値段が高騰していたり、流通量が少なくなっているというニュースもあったのでスーパーで売られているか心配でしたが、近所のスーパーではまだ普通に売られていました。
しかし「おひとり様1品限り」と書かれていたので実際は厳しいのでしょう。

今回、プライベートブランドの安いバターでいいかなと思いましたが、どうせなら奮発して美味しいパスタが食べたい、というワケで守山乳業の冨士バターを購入。
ちょっと高級なバターなのでおいらもあかり姉さんもドキドキです。


パルメザンチーズととろけるスライスチーズ。

続いてはパルメザンチーズととろけるスライスチーズ。
本来のパスタ・ブォーロのレシピではパルメザンチーズだけを使用するのですが、パルメザンチーズはなかなか溶けないのでとろけるチーズも併用してよりまろやかさを出したいと思います。

さて、早速作ってみましょう!

今回作ったパスタ・ブォーロのレシピは次の通りになりました。
使用した分量で記載します。

パスタ…300g
バター…100g
とろけるチーズ…4枚
パルメザンチーズ…40g
パスタゆで汁…50cc
オリーブオイル…少々
バジル…少々
ブラックペッパー(挽き割りタイプ)…適量
(※分量は2~3人前)


バターを半分使います。

まず、バターを100g使用します。
100gのバターってどのぐらい、と言われるとちょうど購入したバターを半分に切った量です。

唖然栄養成分表の「100gあたり」のカロリーがばっちり採れるんやな…

バター100gのカロリーは769kcal。思ったよりも低めですが、脂質が85.0g。
これを毎日食べたら間違いなく太ります。

それにしても高級なバターだけあって色が白いのね…。
バターと言えば黄色というイメージがあっただけにこれはびっくりです。


バターだばぁ。

そんな高級バターをフライパンの上にだばぁ! します。
少しづつバターが溶け始めていい香りが立ち込めます。
バター投入のタイミングはパスタの茹で上がり1分半前ぐらいが丁度いい感じでした。


塩とチーズだばぁ。

今回使用したのは食塩不使用のバターだったので、塩を少々加え、さらにとろけるチーズとパルメザンチーズを投入します。
フライパンの中で少しづつ溶けてゆくチーズ。
パルメザンチーズはやはり溶け残りますが、ある程度のザラザラ感がパスタと絡んで美味しくなる…みたいです。


そこに麺を入れます。

そして茹で上がったパスタを湯切りして投入します。
この時50ccほどゆで汁を入れることがポイント。
なので、湯切りせず鍋から直接麺を入れるというやり方でもいいかもしれませんが、危険なのでまずゆで汁を入れてから湯切りをしたパスタをフライパンに投入しました。
あとは混ぜて全体にバターとチーズが馴染んだら皿に盛り付けます。


そしてできあがり。

最後にバジルとブラックペッパー、お好みでオリーブオイルを振りかけてできあがり。
これがイタリア人の究極のパスタ、パスタ・ブォーロです。

バターとチーズの風味がダイレクトに来るパスタ。
そしてそれを引き締めるブラックペッパー。
美味しくないワケがありません。
特にバターの風味がダイレクトに来るので、高いバターを使ったのは正解でした。
本当、シンプルなだけに究極のパスタなのでしょう。
大変おいしゅうございました。

個人的には半熟卵を乗せてカルボナーラ風にもしてみたかったけれど、そうなるとどれだけのカロリーを採ることになるんだろう…と思うけれど、これはカロリーや脂肪のことは気にせず堪能したいパスタでした。



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