福井名物のソースかつ丼を食べてお腹も膨れたところで次の目的地に向かいます。
予定外に鯖江をじっくり観光してしまったので、本来予定していた九頭竜湖観光はちょっと厳しそうです。
それでも行けるところまで越美北線(九頭竜線)沿線を散策しよう…ということで向かってみました。


JR九頭竜線。

鯖江からは東方面に向かい、九頭竜線沿いに進みます。
九頭竜線は越前花堂駅から九頭竜湖駅まで伸びるローカル線。当初の計画では越美線という福井から岐阜県の美濃太田駅までを結ぶ路線になる予定でしたが、県境付近の延伸ができないまま、岐阜県区間の越美南線は廃止、現在は長良川鉄道に移管されています。
おいらも一度は九頭竜線と長良川鉄道を通しで乗ってみたいのですが、九頭竜湖駅~北濃駅まで約10km近くあるそうで、実施するとなるとそれだけの距離を歩くことになり、なかなかハードなルートになりそうです。


一乗谷朝倉氏遺跡。

そんな九頭竜線沿線には一乗谷というところがあります。
ここは越前に本拠を構えていた朝倉氏の屋敷跡などが残るところ。
日本史では織田信長と対抗し滅ぼされた朝倉義景が有名でしょうか。
その一乗谷は現在道の駅が設置されて観光客の受け皿になっていました。


福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館。

道の駅一乗谷あさくら水の駅のすぐ近くに、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館がありました。
正直寄る予定はなかったのですが、連休中ということで特別に無料観覧できるということでついじっくりと見てしまいました。


越前大野駅。

15時を過ぎ、当初の予定よりだいぶ遅れて越前大野駅に到着しました。
越前大野駅は九頭竜線でも大きな駅舎です。

越前大野駅から九頭竜湖までは約30km。
思っていたよりも遠くて完全に距離を誤りました。
高速道路もなしでこの距離は間違いなく戻れません。


結楽座。

九頭竜湖は諦め、駅周辺には何かあるかな…と思っていたら、越前大野城が名所らしいのでちょっと寄り道してみました。
どうせ九頭竜湖まで行かないなら寄り道を多くしたいところです。

越前大野城近くには昔ながらの陣屋を復元した、結楽座という売店がありました。
道の駅などの類ではないようですが、せっかくなので見てみました。
近くには湧き水もあり、これがまたおいしい水でついたくさん飲んでしまいました。


越前大野城。

越前大野は金森長近が治めた地だそうで、山の上には越前大野城があります。
この山に雲が掛かると雲海の中に漂う城になるということで町おこしを行っているとのこと。
兵庫県の竹田城跡と違って復元天守があることが売りでしょうか。
とはいえ結構な山の上なので、城まで行きたかったけれど今回は諦めます。

福井県は北ノ庄城の柴田勝家、一乗谷城の朝倉義景、敦賀城の大谷吉継、越前大野城の金森長近とわりと戦国武将では豊富な感じ。
現存天守12城の丸岡城も含めたら、わりとじっくりと回れそうな気がしたおいらでありました。

◆福井県ぶらり一周の旅
福井県ぶらり一周の旅【目次】



※ 当サイトの各種サービスをその利用規約等で定める範囲内でご利用いただく場合や、著作権者の許諾なく著作物を利用することが法的に認められる場合を除き、無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることはできません。また、利用が認められる場合でも、著作者の意に反した変更、削除はできません。記事を要約して利用することも、原則として著作権者の許諾が必要です。
※ 当サイトの情報は執筆当時の情報を元にしているため、現在の内容とは異なる場合があります。