阿波池田駅を後にして、本日の目的地の坪尻駅に到着しました。


坪尻駅到着。

坪尻駅は人がほとんど利用しない、集落からも遠い所にある、来たら次の列車まで数時間待ち…いわゆる「秘境駅」と呼ばれる駅です。
しかも、坪尻駅は車ではたどり着くことができず、もしも行くとしたら近くの国道から約30分程度歩いて向かう必要があります。
もちろん駅に停車する列車の本数も少なく、数時間待ちが当たり前。
今回乗車した、阿波池田駅発7:52の列車は坪尻駅になんと約15分停車します。
15分停車であればじっくりと見て回れる…というワケで、この列車に狙って乗車しました。


スイッチバックの駅。

坪尻駅は駅のホームのある部分が待避線となっていて、この駅から出発するときはスイッチバックで移動し進む必要があります。
そのため、ホームの先は行き止まり。
そして隣には本線があります。
先ほど特急で通過した時は右側の線路を走ってゆきました。


秘境の駅。

まずは駅舎を眺めます。
ホームには「坪尻駅」と駅名標がありますが、その下には「秘境の駅」という文字も書かれています。
そしてホームには真ん中が窪んだ「ラブラブベンチ」なるものが設置されています。
ちなみにラブラブベンチはJR四国のいろんな駅に設置されているため、ここだけのものではありませんでした。


坪尻駅。

一旦駅舎外観を見てみました。
坪尻駅は木造の駅舎で、駅の周辺には鬱蒼と繁る森ばかり。
駅前には獣道のような道が2本あり、それらが国道に向かう道なのでしょう。
ちなみに山道はマムシが出るとかで要注意のようです。


坪尻駅駅舎内。

駅舎内も探索してみました。
駅舎内はわりと綺麗に整理されていて、いろいろな展示や駅ノートがあります。
今回は停車時間は15分しかないので、展示物や駅ノートをじっくりと見る時間もありません。


電車の本数がなさすぎる。

今回はたまたまダイヤに恵まれましたが、坪尻駅に停車するのは1日7本しかないとても少ないダイヤです。
しかもたいていの列車が2時間以上の待ち時間となるためかなりの難易度です。


駅スタンプが盗まれてた。

また、坪尻駅は無人駅ながら愛好家が多く、記念スタンプが設置されています。
しかし、無人駅のため過去にスタンプが盗まれてしまったことがありましたが、青森県の津軽線中沢駅で発見され戻ってきたとか。
実はこの駅に設置されているものと同じスタンプが阿波池田駅にも設置されているため、スタンプ目的では坪尻駅まで来なくても良かったのかもしれませんが、ここはやはりロマンを感じたいところ。
駅舎鉄でもあるおいらは坪尻駅に来れただけでも大満足です。


スタンプ押せたー。

時間もあまりありませんが、スタンプを押せたので大満足。
今日の目的を果たしたような感じになってしまいました。


特急通過中。

15分の停車時間の間に、上り下り各1本づつ特急列車の通過がありました。
坪尻駅を高速で通過してゆく特急列車。
このような景色が見られるのも坪尻駅の醍醐味です。


インスタ映えー。

また、ちょっとインスタ映えをする写真を撮ってみないと…と思って撮ってみたのがこちら。
坪尻駅にあるミラーがいい感じに列車を映してくれるのでいい鉄道写真になった…はずです。
ちなみに写真をアップしても全然盛り上がりはありませんでした。


スイッチバック。

約15分の停車時間も終わり、列車が動き始めました。
坪尻駅で逆方向に移動し、待避線に移動します。
そこで再度運転方向を切り替えて琴平方向に向かいます。

本線を挟んで両側に待避線がある構造の坪尻駅。
前面展望で見るとわくわくしますね。


さらば坪尻駅。

今度はホーム側ではなく、本線側の線路を走ります。
坪尻駅を通過し、琴平方面に向かいます。
また坪尻駅に来たらのんびり1~2時間待つのもそれはそれで良さそうですね。


琴平駅にサンライズ瀬戸が。

琴平駅に戻ってきました。
ホームにはゴールデンウィーク期間中はサンライズ瀬戸が琴平駅まで延長運転をしているそうで、ホームにサンライズ瀬戸が停車していました。
これは珍しい…と思ってつい撮影してしまいましたが、この方法で琴平に来ることもできるのか…とも感じたおいらでした。

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