~ですけど。

あかり姉さんが最近よく使っている言葉なのだけど、語尾に「~ですけど。」と付けられるとなんだか違和感がある。
使われる形態としては、現状を伝えることの場合や、特に否定を含んだ言い方の場合などの時。
例えば、こんな感じ。

(昼ごはんにカレーを食べた話をした後に)
「晩ご飯、カレーなんですけど」
「このテレビ、つまらないんですけど」
とか。

肯定の助動詞「です」に、否定を表す接続助詞の「けれども」が付いた「ですけれども」が短くなって、「ですけど」になったようで。
「~ですが」「~です。しかし…」などと同義であるため、意味合いとしては間違ってはいないのだけど、「~ですけど」で完結してしまうと、否定された後の部分は省略されていることになる。
上の場合だと、あかり姉さんが「おいらが昼ごはんにカレーを食べた」ということに対して否定的な意見を持ったときに出てきた言葉だけれども、「ですけど」の後に続く言葉は省略されているためあかり姉さんの中でしかわかっていない
しかし、実際のところは夫婦であるから、この後は「何故昼にカレーを食べてきたのか」という言葉が続くということはおいらも理解ができる。
一応、会話は成立していることになる。
つまるところ、「~ですけど」は、若者の流行言葉なのかはわからないけれども、相手に全てを伝えない表現でも相手が理解してくれていると思っているのではないだろうか。
こういう言葉が、親しい仲間内で流行っているうちに、自然と覚えてきたらしい。

ちなみに、飲食店の接客で聞かれる「~ですけど」とはちょっと違う。
具体的にはこのような形だと思われる。
「ですけど。」…否定部分を省略(今回のケース)
「ですけど?」…相手に同意を求める、意見を求める場合(半疑問形)
「ですけど…」…困ったときに、相手にやんわりと同意してもらう時(接客時によく使われる、相手への確認)


おいらが認識していた若者言葉と言うと、語尾を上げることで半疑問形にして相手の様子を見るような会話…
「この話題つまんなくね?ぶっちゃけどうでもよくねぇ?」
とか、「私って~じゃないですか」のように相手に同意を求めるような会話が主だと思っていたのだけども、最近の若者会話だと「仲間感覚」が生まれているせいなのか、やたらと主語を省略したり、意見や否定した後に続く言葉を省略するような傾向にあるようで。
これは、相手がいくら中の良い人同士であっても誤解を招く原因になり得ることもあるし、誤解を生み出しやすい会話や責任の所在がない会話は、仕事・交渉事では絶対にやってはいけない会話の1つになるワケで。
できることならやめて欲しいと思うワケでして。

日本語を正しく使え、と口うるさく言いたくはないけど、相手に誤解を与えるような言い方はやめたほうが良いと思う、今日この頃でした。
そして同時に若者言葉を知らないということを自覚してしまったワケで。


ここまで読んで、「あずまんが大王」のちよちゃんの台詞「10歳ですけどー」という話題は持ち出さないでくださいね。


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