箱根湯本駅に到着しました。
ここで、箱根登山鉄道の登山列車に乗り換えです。
しかし、乗り換え時間は約5分と、結構タイトなスケジュールです。
待ち時間がないのは乗り換えをすぐする人には便利ですが、のんびり移動する人には大変かな…。


箱根登山鉄道・登山列車。

登山列車には既にたくさんの人が乗っていました。
おいらのように鉄道や駅の写真をのんびりと撮っている時間はあまりないのかもしれません。

登山列車といえばスイッチバック。
ここはスイッチバックをしっかりと見るべく、先頭車両に乗りたいところです。
既に埋まっているかな…と思いましたが、なぜかクロスシートの車両(モハ2形)は比較的空いていて、運よく先頭車両に座ることが出来ました。

早速走り出した登山列車。
途中で3回のスイッチバックを行うのだとか。
今は先頭車両ですが、3度のスイッチバックということは…

唖然こっちが最後尾か!!

なるほど、比較的空いていた理由も納得です。


ここでスイッチバック。出山信号場

80‰(パーミル)の勾配を上って、列車は進みます。
塔ノ沢駅を過ぎると、線路の両側は草で覆われ、なんとも険しいところを走っているなぁ、と思っていたら電車が停車。
ここがスイッチバックを行うところなのでしょう。
列車内の放送では「出山信号場」というアナウンスが流れていました。

運転手と車掌が一旦列車の外に出て入れ替えを行います。
その間に反対側の線路には上から降りてきた列車が停車しました。
スイッチバックのついでに列車交換も行っているようです。

ここから、今までとは逆方向に列車が進みます。
大平台駅に到着するまで結構な時間が掛かっていたので、正直ぐったりです。


カーブが多いです。

大平台駅でも再度スイッチバックを行い、さらに上大平台信号場でもスイッチバックを行います。
スイッチバック区間が終わった後は、今度は急カーブが連続する区間に入ります。
のんびりと走る列車から眺める車窓はたまりません。
特に左側(箱根湯本駅で乗車するドア側、強羅駅ではドアと反対側)に座るといい景色が堪能できます。

しかし、今回乗ったモハ1形、モハ2形はクーラーが付いておらず、この夏の暑さでは結構キツいです。
周りの客も皆同じく暑い模様。
そんな折、すれ違った列車が最新式の列車(2000系)だったりすると、車内からためいきも聞こえます。

唖然あー、あっちはクーラーが付いてるんだろうなぁ…

帰りこそはクーラーつきの列車に乗りたいところです。


宮ノ下駅のあじさい。

登山列車は基本的に単線なので、途中駅で列車の待ち合わせが何度かあります。
待ち合わせ時間は約5分程度。
そのため、一旦ホームに下りてぶらぶらすることも可能です。

上り下りで列車待ち合わせの駅が異なるので、ただ下乗車するだけならこの時間帯に済ませることも可能と言えば可能です。
※横見浩彦ルールではカウントされないですが、単に乗車を楽しむならOKだと思います。


彫刻の森駅のあじさい。

さて、箱根登山鉄道の登山列車といえば忘れてはいけない「あじさい」。
あじさいの見ごろは6月頃だと思っていたので正直期待はしておらず、実際に箱根湯本駅の辺りでは完全に散ってしまっていたのですが、終点に近い宮ノ下駅、彫刻の森駅あたりでは7月も下旬になったにも関わらずあじさいが満開。いい見頃になっていました。
紫色のあじさいが多いのは酸性…やはり鉄道の線路から粉が飛んだりしているから土も酸化しているのでしょうか。


強羅駅到着。

箱根湯本駅から約40分。ようやく強羅駅に到着しました。
蒸し暑い車内から開放されてほっと一息。

ここからは普通だったらロープウェイに乗って大涌谷に向かうのが鉄板コースですが、時間も足りなくなりそうなので今回は強羅で観光することにしました。

※強羅駅
scale:70000 35/14/51.5,139/3/5


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