強羅駅で降りたのはいいですが、お目当ての温泉はあるモノの、その他には行きたいところは浮かびません。
とりあえずぶらぶらしていたら、強羅駅横の土産屋の片隅にこんなものがありました。


強羅温泉・手湯。

手湯とは嬉しいですね。
特に手は汚れてはいないのですが、強羅まで来たのでまずは温泉…という人にはうってつけのような気がします。

それから観光案内所で周辺地図を見てみると、「強羅公園」というものがあるのだとか。
せっかくなので行ってみることにしました。


強羅公園

強羅公園に向かう道のりは大変な坂道で、徒歩だと結構辛いです。
そんな中、横をタクシーやバスが駆け抜けて行きます。
坂道沿いにとんかつ屋や定食屋など食べ物屋が並び、それらを見ていると、つい寄りたくなってきます。
そしてようやく到着した強羅公園ですが…

唖然入場料500円っスか。

入場料、と聞くと正直その分をペイできるのか…ついついそんな事を考えてしまいます。
「箱根フリーパス」を購入すれば無料、とのことですが今回はそれを購入していないので普通に支払って入場してみました。


強羅公園・噴水

強羅公園の園内に入ってしばらく階段を昇ると、噴水があるとのこと。
早速その噴水を目指してみました。
到達してびっくり。

空の色、噴水、池の中の緑色、サルビアの赤。
なんとも表現しがたいような色遣いですが、それがまたいい雰囲気を醸し出しています。
今日はとても暑い日でしたが、噴水周辺はやはり水のせいなのか結構涼しかったです。


強羅公園・ローズガーデン

噴水からさらに上ると、「ローズガーデン」と呼ばれるバラ園がありました。
ここにはいろんなバラが咲き誇っているそうですが、残念ながらバラの見頃は7月の上旬ぐらいまで。
一部の品種では、既に散ってしまっていました。

こちらの休憩所からは強羅公園が一望でき、とても良い眺めです。
さらにその先には、「強羅夏まつり」の名物「大文字焼」で使われるだろう、「大」の文字まで見ることが出来ました。


強羅公園・ローズガーデン

バラを眺めていると、結構落ち着きます。
バラの他にもヤマユリが咲き誇り、これもまた良い感じでした。

これだけ見て満足して帰ろうと思ったところ…面白い建物がありました。


茶室 「白雲洞茶苑」

「白雲洞茶苑」と呼ばれる茶室がありました。
設立は鈍翁こと益田孝。大正時代の財界人だそうです。
これが原三渓という人物の手に渡り、耳庵こと松永安左衛門に渡ったのだとか。

茶道の歴史の中では比較的新しく、てっきり豊臣秀吉が小田原攻めの時に設立した…とかだったらとか淡い期待を持っていたおいらにとっては残念でしたが、「小田原三茶人」と呼ばれる前述の3人の茶人が関わった建物なのだそう。
近代茶道には詳しくありませんが…頭の隅に入れておきます。
この茶室で抹茶を飲むことが出来るというので、一服頂くことにしました。


茶室 「白雲洞茶苑」

抹茶を頂きながらのんびりとしていました。
茶席は約8畳と広く、佇まいとしても現代的な感じがします。
そして離れの「対字斎」も見学できたのですが、こちらは大正の雰囲気を残す別荘的な部屋で、近代的な建物だと実感しました。
再度「白雲洞茶苑」に戻った時、「田舎の家っぽく作ったんじゃないか」とふと思いましたが、どうやらそれが正しかったようです。


抹茶も飲んで満足したところで、予定していた温泉に浸かりたいところです。

※箱根強羅公園
http://www.hakone-tozan.co.jp/gorapark/
住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300
TEL:0460-82-2825
scale:10000 35/14/41.615,139/2/52.361


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