ケーブルカーの山麓駅を過ぎると、まっすぐな道が続いていました。
高尾山サル園や売店などを過ぎると、高尾山薬王院有喜寺が見えてきました。


ここから高尾山薬王院。

高尾山登山ルートで最もメジャーな「1号路」を通ると、途中で高尾山薬王院有喜寺の境内を通過して行きます。
そのため高尾山の寺院に参拝をしながら登って行くことになります。

境内の道はそんなに広くないのだけど、工事をしていることもあってか工事車両が多く通過してやや危険な感じです。
そんな中、細い道にもかかわらず結構なスピードでぶっ飛ばす黒い高級車が…
クラクションを鳴らしたりとかして歩行者を避けさせたりして正直タチが悪い感じの運転です。

唖然ひどい運転をする輩もいるもんだな…

そう思いつつさらに歩いていると、高尾山薬王院の門が見えてきました。


高尾山薬王院。

高尾山薬王院の歴史は古く、奈良時代の頃聖武天皇の勅命により東国鎮護の祈願寺として、行基菩薩により開山されたと伝えられている由緒正しい寺院です。
そのせいか川崎大師平間寺や成田山新勝寺と並んで関東三大本山の1つとして数えられるところだそうです。

守護神は飯縄権現で、こちらでは「南無阿弥陀仏」ではなく「南無飯縄大権現」と唱えるのが一般的なのだとか。
そのほかにも天狗の像がたくさん立っていたり、銭洗八大竜王堂があったりといろいろな神様が祀られていました。
とりあえず旅の安全や健康を祈ったりしながらさらに階段を上って行くと、寺の裏側になにやら見覚えのある黒い車が…

唖然さっきの車、住職の車かよ!

日本一、いや世界一登山客が訪れるという高尾山。
当然のことながら参拝客も多いのでしょう。
なんというかここの住職は慢心しちゃってるのかな…と思ったり思わなかったり、複雑な気持ちです。


高尾山頂上への道。

さて、薬王院を過ぎてもまだまだ高尾山頂上への道が続きます。
ここまで登ってきたのに、ここからはちょっと下り坂に。
頂上を目指すのに下るなんて…というややがっかりの道が続きます。
そして再び上り坂に。
ここからは階段はなく、ただの坂道が続くのでなんというか今までよりも大変です。

きつい山道を歩くこと約10分。
ついに高尾山頂上に到着しました。


高尾山頂上。

高尾山の頂上は大きな広場になっていて、売店が2軒ほど建っていました。
そしてこの石の塔みたいなものが高尾山の頂上を表す物なのでしょうか。
せっかくなのでここでちょっと休んだり記念撮影をしたり。
空気も美味しく、天気も良かったのでなんだかのんびりしてしまいました。

高尾山の頂上からは、稲荷山コースや6号路など1号路とは異なるルートの道もあり、そちらから帰ることも考えましたが今回は来た道をそのまま帰ることにしました。


本当の高尾山頂上。

帰りがけにふと気づいたのがこの三角点。
地理学上ではこちらが高尾山の頂上として扱われているようですね。

◆京王線と高尾山登山の旅
京王線と高尾山登山の旅【目次】



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