野辺山駅からJR最高地点までは約2.3km離れた所にあります。
残念ながら野辺山駅にはバスターミナルはあるものの観光バス用で路線バス等はありません。
それでも次の電車が来るまで約1時間半ぐらいあるので、じゅうぶんに行って帰ってこれる時間でしょうか。
でもできればJR最高地点で電車を撮りたい…と思っていたら、12:50頃と13:10頃にJR最高地点付近を電車が通過するようなので、これを狙って撮ることを目的に歩いていました。


小海線の線路。

線路に沿ってまっすぐに道路も伸びています。
歩いていると、気になるのが途中で何人もすれ違うジャージ姿で走る女子生徒の姿です。
あかり姉さんと2人して「何かマラソン大会でもやっているのかな?」とか思っていたのですが、その割にはみんなリュックサックを担いでいたり、走っている人は少なくどちらかというと歩く人の方が多い感じです。
なんというか遠足なのだろうか、マラソン大会なのだろうか、ぱっと見ではよくわからない感じです。
不思議に思いつつ歩いていたらこんな看板が時々立っていました。


甲府一高 強行遠足。

「甲府一高 強行遠足実施中」

唖然強行遠足っていったい…

なんだか物騒な遠足だなぁ、と思っていたら山梨県の県立甲府第一高校の「強行遠足」は全国的に有名らしく、男子は甲府から小海町まで約75kmを、女子は須玉から野辺山間の約30kmを長距離走で走るということが毎年の風物詩になっているそうです。
ちょうど女子の団体とすれ違っていたようで、それを考えると思いがけず面白いイベントに遭遇したのかもしれません。


JR最高地点。

さて、しばらく歩いてようやく「JR最高地点」に到着しました。
駅の踏切の横には「JR最高地点」と書かれた記念塔が立っていて、これを写真に撮る人がちらほら。
そして近くには喫茶店「最高地点」や土産屋などがたくさんありました。

小海線の「JR最高地点」に来たいと思ったのは、今年9月にNHKの「趣味悠々」という番組でダニエル・カールさんが小海線を舞台にいろんな写真を撮影していました。
その中でも絶好の撮影ポイントとしてこの「JR最高地点」と小海線の車両を撮る姿が紹介されていました。
これを見てから機会があったら行ってみたい…と思っていましたが念願かなった感じです。


JR最高地点と幸せの鐘。

またJR最高地点にある踏切を渡ったところにはさらに大きな石碑と「幸せの鐘」がありました。
せっかくなので鳴らしてみましたが、なかなか音が響くので誰かが鳴らすとそれに反応して他の人も…みたいな行列ができたりしていました。


鉄道神社。

電車が来る予定の12:50頃や13:10頃までまだ時間があるので、あかり姉さんと一緒に鉄道神社で参拝をしたり、すぐ近くにある売店を覗いたりして時間つぶしをしていました。
すると辺りが騒がしくなったと思ったら、踏切の前をキハE200形が颯爽と走って行きました。

唖然えーーー!?

どうやら売店内の時計が豪快に遅れていた模様で、それを見ていたおいらはまだ安心しきっていたためせっかくの絶好のポイントでキハE200形を撮影するという目的はもろくも達成できませんでした。

唖然マジか…

かなり凹んだおいら。
なんだか一気に燃え尽きました。

とりあえず13:10の電車は撮ろうと思いましたが、この電車が来るまで待っていたら野辺山駅への到着が遅れてしまって乗るべき電車に間に合わなさそうなこと、また踏切周辺には人が多く集まりすぎていたので野辺山駅に戻りつつ撮影の機会をうかがっていました。
野辺山駅への道はずっと線路沿いなので、たぶんどこかですれ違えるだろう…
そう思いつつ歩いていると…


キハE200形。

やってきたのはキハE200形。
ついに念願のキハE200形を撮ることができました。

とりあえず目的の1つは果たしたのでほっと一息。
野辺山駅から清里駅に移動することにしました。


謎の牛のオブジェ。

<余談>
ところで野辺山にある店の前には気になる牛のオブジェがありました。
しかもどの店として一緒な牛はなく、ホルスタインだったりジャージーだったり牛もさまざま。
野辺山高原だから牛のオブジェ、なのでしょうか。

◆野辺山・清里 普通列車でぶらり旅
野辺山・清里 普通列車でぶらり旅【目次】



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