「犬吠初日の出号」が銚子駅に到着する10分ぐらい前から、席を立って車両の前の方に向かう人がぽつぽつと見られました。
なんのことやらと思っていましたが、おいらもはっと気づいて、松岸駅を過ぎたのを確認してから席を立ち、前の方の車両に向かいます。

銚子駅に着いた途端、ホーム前方にある銚子電鉄の改札に皆一斉に駆け出します。
銚子電鉄ホームに停車している電車は3両。「犬吠初日の出号」は11両。
もたもたしていたら乗れなくなります。
乗り遅れまいとみんな必死です。


こんなに銚子電鉄が混むなんて。

おかげで銚子電鉄のホームはこんなありさまに。
押し合いへしあいしながらもなんとか1日券を購入して、なんとか電車の中に乗り込みます。
おいらはこれまで静かな銚子電鉄しか見たことがなかったので、この人ごみは本当にカルチャーショックです。


車両の中も一杯。

当然ながら車内も満員です。

唖然この部分だけを見ると本当に廃線危機があったのかと思うよね…

今回はツアー客も多かったのか、車内では不満を漏らす人が多々いました。
確かおいらが見た「びゅう」のパンフレットでは「犬吠初日の出号」と帰りの電車は指定席だけど、銚子電鉄区間は自由席。
あとは温泉に入って朝食が出るぐらいのツアーでそこそこの価格だったのでスルーしましたが、たぶんツアーを申し込んだ人は銚子電鉄がここまで混むとは思ってもいなかったのでしょう…
実際、おいらもここまで混むとは思っていませんでしたが…

列車はとりあえず1つ1つの駅には停車するけれども、乗り降りは実質上犬吠駅まで不可能な状態に。
おいら達は君ヶ浜駅で降りる予定でしたが無理そうだったので、一旦犬吠駅まで乗って、そこで折り返して君ヶ浜駅を目指すことにしました。


折り返しの人は少なめ。

車内は本当にたくさんの人でしたが、犬吠駅に着いた途端皆下車して改札は大変混雑していました。
しかし、鉄道ファンや一部のわかっている人は車内に残って、折り返しの電車の発車を待っていました。

今回の3両編成の電車はデハ801、デハ701、デハ702の3両編成。
特に701と702はふだん仲ノ町駅の車庫で停車していることが多く、なかなか乗れていなかった電車だったので感慨もひとしおです。
車両はかなりの年期がはいっていて天井や窓などは一部剥げているところもありましたが、床の方は比較的綺麗だったのでびっくりしました。

予定通り君ヶ浜駅で下車して、来るべき初日の出に備えたいところです。

◆2010年初日の出・銚子の旅
2010年初日の出・銚子の旅【目次】



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