川崎にある金山神社・若宮八幡宮。
こちらでは、毎年4月の第1日曜日に「かなまら祭り」という祭りが行われます。
「かなまら祭り」とはそもそもは金山比古神(かなやまひこのかみ)ならびに金山比売神(かなやまひめのかみ)の二柱を祀っていることに由来するのですが、御神体が男根であることから、子孫繁栄・夫婦和合・性病除け・安産・下半身の傷病治癒などの御利益があるとされるようになってきました。
いわゆる「道祖神」の一種なのでしょうが、男性器を祀った神社となると、いやがおうにも興奮してきます。
このサイト「船木屋さんとこ(仮題)」をご覧になっている方にはもはや毎年恒例の出来事ですが、「かなまら祭り」とはこういうものだと踏まえて置いていただけましたら幸いです。

<注意:この日記には不適当な画像等が含まれている場合がありますが、実際行われている祭の為基本的に無修正とさせていただきます>

朝9時。友人と京急川崎駅で待ち合わせて会場に向かいます。
こんな時間にもかかわらず、早くも京急大師線は立ち乗り客が出るほどの混雑模様。
乗客には外国人観光客も多く見られ、この祭りは世界的にも奇祭として知られているのでしょう。
「かなまら祭り」には過去6年ぐらい参加しているおいらですが、この時間でこれだけの人がいるのはなんだか不思議な感じです。


金山神社・若宮八幡宮。

川崎大師駅で降りて、金山神社・若宮八幡宮に到着しました。
この神社にはたくさんの桜が植えられていて、桜を眺めるだけでもとてもいい雰囲気です。
しかし、それ以上に目立つのは男性器が描かれたけったいな幟…
そう、これこそが「かなまら祭り」の幟です。
まだ9時台ということでいろいろなところで準備をしている様子が見られました。


チンコカタパルト。

毎度毎度「チンコカタパルト」と呼んでいる、男性器を模った木製の柱が置かれています。
男性がこれに跨ると性欲増進、女性がこれに跨ると子宝に恵まれるとかいないとか。
時間が経つとこのカタパルトに女性が跨り、一大写真撮影大会になってしまうので、この時間帯ぐらいしかこれを撮る事ができません。

また、若宮八幡宮の境内には本日使用される3体の神輿が置かれています。
毎年説明している気もしますが、その辺はご愛嬌。
それぞれ順に説明します。


エリザベス神輿。

まず紹介するのは、かなまら祭りの一番の名物にもなっている「エリザベス神輿」。
ピンク色の男性器を模った神輿で、ニューハーフクラブの「エリザベス会館」から寄贈されたものです。
この神輿を担ぐ人はニューハーフが主となっており、「でっかいまーら!かなまら!」と叫びながら担ぐことになっています。
かなまら祭りの見所の1つとして、10:30頃に金山神社前に大型バスが停まり、そこからニューハーフのみなさんが大挙してやってくるのが毎年の恒例にもなっています。
「エリザベス会館」はおいらはずっと亀戸にあるものだと思っていましたが、現在は浅草橋にあるそうです。


かなまら舟神輿。

続いては黒光りする「かなまら舟神輿」。
こちらは日立造船が寄贈した神輿で、台座が舟の形をしていて、ご神体は鉄製です。
なぜ鉄製で日立造船なのか、というと実は金山比古神は鍛冶の神様でもあるそうで、その関連性もあるそうです。
ちなみに数年前ぐらいから主催側のアナウンスでこの神輿のことを「紀伊国屋神輿」と呼んでいるような気がするのですが、紀伊国屋文左衛門のミカン船にあやかって愛称がつけられたのかもしれません。


かなまら大神輿。

そして、この神社のご神体・金山比古神ことかなまら様が乗る神輿がこの「かなまら大神輿」です。
大神輿と言っても3つの神輿の中では最も小さいものだけれども、木製の神輿はなかなか味があります。

ところで、神社といえば絵馬がつきものです。
金山神社の絵馬には男性器が描かれていてネタになるのですが、それに反して願い事はいたって真面目。
「子宝に恵まれますように」とか「EDが治りますように」とか普通の絵馬が多いです。
川崎ということで東京からもそこまで通う人がいないということもあってか、痛絵馬はほぼ皆無に近いです。
しかし、完全にゼロというワケではないし…


かなまら神社に痛絵馬。

唖然せっかく作ったから、痛絵馬奉納してやんよ!

かなまら祭りということでふたなり娘の絵馬も考えたけれども、あまり破廉恥な絵馬というのもいかがなものかと思ったのでこんな訴求にしてみました。
昨晩アイロンプリントで痛絵馬を作ってみたけれど…いかがでしょうか。
できればかなまら様の力でブルマーも保護して欲しいところです。

御輿をじっくりと見て堪能したので、次は屋台を見て回ろうと思います!

※若宮八幡宮
http://www.tomuraya.co.jp/wakamiya.htm
住所:神奈川県川崎市川崎区大師駅前2-13-16
TEL:044-222-3206


◆関連日記
かなまら祭り2010&鉄道の旅【目次】
かなまら祭り2009&鉄道の旅【目次】
かなまら祭り2008&鉄道の旅【目次】
かなまら祭り2007【目次】
かなまら祭り
でっかいまーら、かなまら!

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