流鉄に乗ってぶらり流山駅に到着しました。


流山駅。

流山駅は1916年開業当時の駅舎を改築しつつ現在も使用している駅舎で「関東の駅百選」にも選ばれていました。
外観は今風な感じがするけれどもところどころ昭和の古さが残る、よい駅舎です。
しばらく流山駅を堪能した後、駅周辺をぶらつくことにしました。


駅前の案内標。

流山というと新選組の近藤勇がここで陣を構えたものの、新政府軍に包囲されたためここで土方歳三他の隊士と別れ、後日1人出頭した地として知られています。
駅前の看板でも堂々と「近藤勇・土方歳三の別れの地」ということをアピールしていました。
せっかくなので名所にも指定されている「近藤勇陣屋跡」に向かってみることにしました。

流山駅から「近藤勇陣屋跡」まではさほど遠くないので散歩ついでに歩いてみました。
すると道沿いに案内が多く見られ、それに沿って歩いてゆきます。
すると…


新撰組顔ハメ。

唖然うわぁ、なんというものが…

辺りには「誠」の旗が立っている中、目立ったのは観光地の定番、顔ハメです。
決して悪いものではないのですが、これを見るとなんだかやるせない気持ちになるのはおいらだけでしょうか。


新撰組・近藤勇陣屋跡。

顔ハメの横には新撰組・近藤勇陣屋跡の石碑がありました。
現在は民家の土蔵になっていますが、土蔵もだいぶ古いもので趣のあるものになっていました。
ぱっと見た感じだと間違って「この土蔵が陣屋跡なのか」と勘違いしてしまう人もいるのでは…。


新撰組の旗も。

陣屋跡の石碑の横には新撰組の旗と、かつてスタンプ台があったと思われる場所がありました。
現在はスタンプもスタンプ台もなくただ箱だけが残されるのみ…。
残念だなぁ、と思っていたらファンノートを入れている場所を見つけたので早速見てみました。
すると…


新撰組ノートもありました。
唖然新撰組ファン、すごい…

新撰組ファンによるファンノートがたくさん入っていました。
ノートを書いているのはほとんどが女性のようで、イラストだけではなく新撰組のコスプレをした時の写真を貼り付けていたり、大河ドラマ「新撰組!」に登場した俳優の写真が貼られていたりと熱いものに…。
ノートは4冊目に突入していて、同じ人が何度かここを訪れているようでファン同士の交流ノートになっているような印象もちらほら。

鉄道駅やアニメの聖地にある、男性が多く書いている駅ノートはよく見るのですが、女性が中心のファンノートはあまり見る機会がなかったのでなんだか新鮮な感じでした。
そしてあかり姉さんもファンノートには反応したけれども新撰組にはそれほどまでには反応せず…
あかり姉さんも新撰組に反応するのではと思っていたので、どうやらおいらの予測は外れてしまったようです。


こども110番も新撰組。

どうやら流山市は新撰組で町おこしをしている部分もあるようで、町では全部ではありませんがたまに新撰組をモチーフにした看板を見かけます。
その中で個人的にツボだったのがこの「こども110番」の案内。
新撰組の隊士がこのような形で登場しているのを見るとなんだか和みますが、刀に手をかけているのでなんとなく物騒な気もしないでもないですね…。

◆関連日記
春の流鉄ぶらり旅【目次】



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