国吉駅を後にして、次の目的地の大多喜駅に向かいます。
大多喜駅のある大多喜町は徳川家康の猛将・本多忠勝が治めた大多喜藩があったところ。
本多忠勝といえば生涯戦では無傷だったという伝説もあり、歴史好きの人が多く訪れているような気もします。

唖然「戦国BASARA」だと美男子どころかロボ扱いになっているけどさ…

大多喜城もあるけれど復元天守のため城目的…というにはちょっと厳しいかもしれませんが、本多忠勝好きなら博物館も寄りたいところです。


大多喜駅。

個人的にはこの駅で下車したかったのですが、国吉駅と同じく列車の行き違いのため約5分程度停車すること、次の列車が来るまで1時間30分も待たなければいけないこと、あかり姉さんが本多忠勝に興味がなかったということもあったので、5分停車の間に見れるものを見て回ることにしました。


大多喜駅駅舎。

まずは改札を済ませて大多喜駅の外に出てみます。
大多喜駅では大原駅、国吉駅と同様にいすみ鉄道のショップが併設されています。
しかし品揃えとしては大原駅とそう変わり映えせず、個人的には残念なところ。
もちろん大原駅のショップが出来るまではいすみ鉄道のグッズはほとんど大多喜駅でしか購入できなかったことを考えるとやはり重要ではあるのですが…。
ちなみに大多喜駅の前に付いている「デンタルサポート」というのは命名権の売却により千葉市にある歯科の会社の名前が付いているようですね。


大多喜駅の本多忠勝像。

また、数年前にテレビ東京の「チャンピオンズ」(「TVチャンピオン」の後番組)の企画でいすみ鉄道の大多喜駅と東総元駅に達人が何かしら製作していて、ここ大多喜駅では発泡スチロール王の大川順平さんの手により本多忠勝像が製作され置かれています。
実物を見てとても良い出来でびっくり。
後ろには「勝利」という文字が、そして「大願成就」と書かれた古銭を回すと本多忠勝像が動く仕掛けになっているのですが、ばたばたしていたので回すのを忘れてしまいました…

こうしている内に列車の発車時間になってしまったので再度列車に乗り込みます。
大多喜駅の奥の方で停車しているいすみ206・207号を見送りつつさらに先に進みます。


東総元駅駅舎。

途中、秘境駅と呼ばれる東総元駅や久我原駅を通ってゆきます。
東総元駅もまた「チャンピオンズ」という番組で大工王の谷和雄さんが駅舎を建設。桜を模った窓や「開運」を願うおみくじがあったり、屋根には「大吉」と書かれた開運板が取り付けられていたりと面白いデザインに。
やはりここでも下車したかったのですが辺りには何もないことや折り返しの列車も1時間後に到着する…ということで今回は断念することに。
よく見ると駅ノートがあったりとなかなか面白そうなので、今度来るときには下車してみたい駅ですね。

そうしているうちに列車は終点の上総中野駅に到着しました。
ここから先は小湊鐵道に乗り換えます。
小湊鐵道は本数が少ないこともあり、駅舎内には小湊鐵道に乗る人、またはいすみ鉄道に乗る人でごった返していました。


上総中野駅駅舎。

上総中野駅もまた味わいのある駅舎で良い感じ。
観光客がとても多いからなのか、駅舎では地元の方が杜仲茶を無料でサービスしてくれていたのですが、これがまた熱々のお茶でびっくり。
しかしほっと休まる感じで、これから先の小湊鐵道への乗車までの間、いい体を休める形になりました。
こういう心遣いは本当ありがたいですね!

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春の房総半島横断旅【目次】



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