八高線車両。

八王子駅に到着してここから八高線に乗り換えます。
今回の目的地は青梅線奥多摩駅、ということで八王子駅から八高線に乗って拝島駅まで行き、そこから青梅線に乗り換えます。
単純に青梅線に行くなら立川駅から乗ればよかったのですが、今回の旅行はぶらり旅なので寄り道上等、という感じでした。

拝島駅で青梅線青梅駅行きに乗り換えます。
青梅線の電車は青梅特快のような東京駅からの直通電車も多くやってきたりするのですが、青梅線内は各駅停車なので普通列車とは変わりません。
工場や田園風景を眺めながら、どんどん東京から離れてゆく景色を見ると「ここが東京都なんだなぁ」としみじみと感じさせられます。
そして終点の青梅駅に到着しました。


青梅駅駅名標。

青梅駅から先の奥多摩駅方面に行くには約30分ほどの待ち合わせ。
どんどんローカル線っぽくなってきました。
せっかくだから下車してみようか、と武田さんと雑談しながらホームに出てみるとびっくり。


青梅駅の駅そば屋。

唖然なんだこの駅そば屋は…

青梅駅の駅待合室や駅そば屋、そして駅名標にいたるまであらゆるものがレトロチックなものになっていました。
そして発車メロディは「ひみつのアッコちゃん」。なんとも不思議な感じです。
これは何かある、と思いつつ改札に向けて歩いてみると…


なつかしい感じの映画看板。

通路や壁にもまた昔ながらの映画ポスターをイメージしたようなものが描かれていました。
しかも描かれているのは「大いなる旅路」や「鉄道員」など鉄道に関する映画ばかり。
どうやら青梅市では「昭和レトロの町」をアピールしているようで、その一環として青梅駅前や商店街の一部を昭和レトロな感じにリニューアルしたそうです。
今回は青梅駅に寄る予定もなかったのでこれは本当にびっくりです。


バカボンのパパの像。

駅の改札を抜けたところには、赤塚不二夫氏の代表作「天才バカボン」のバカボンのパパ像がどんと置かれ、赤塚不二夫氏の聖地のような感じになっていました。
詳しくは知らないのでわからないところが多いですが、赤塚不二夫氏と青梅市との接点は青梅市が「昭和のまちづくり」を推進し、その一環として青梅赤塚不二夫会館が誘致されたという流れになっているようです。
時間があれば寄ろうかと思ったけれど、今回の主目的は秘境駅巡りなのでまたの機会に訪れることにしました。


キヨスクまで昭和風。

さらには駅に併設されているキヨスクまで昭和の駄菓子屋仕様のデザインになっていました。
外観はレトロっぽい感じで、キャラクターうちわとか駄菓子屋っぽい商品も扱っていたけれど、近づいてみると商品紹介の液晶テレビがあったりと中身は最新式のキヨスクのよう。
このあたりはちょっとだけ現実に引き戻されました。


青梅駅駅舎。

青梅市が町おこしの一環として「昭和レトロの町」を実現化していることも、青梅駅がレトロな感じになっていたことも全然調べていなかったのでかなり新鮮でした。
時間があったらぶらり下車してみるのもなかなか乙なものかもしれないですね。

◆ホリデー・パスでぶらり鉄道旅
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