青梅駅始発の奥多摩駅行きの電車に乗って、本日の目的地である白丸駅に向かいます。
青梅線の末端部は多摩川の上流部に沿って線路が敷かれていて、渓谷が見れたり木々が生い茂る山々の間を走ってゆきます。
東京都の中で最もローカル線の雰囲気を味わえる秘境的な雰囲気を漂わせていて、その中でも白丸駅というところは秘境駅とまでは行かないけれどもそこそこ秘境っぽい雰囲気を味わえる駅です。


青梅線白丸駅。

白丸駅で下車すると、ここが東京都内なのかと思わせるような雰囲気が目の前に広がります。
1面1線のホーム、古びた感じの駅舎、無人駅特有の簡易Suica端末、駅の両側はトンネルに挟まれ、そして駅を出てすぐのところにある踏切…
なにをとっても秘境っぽさが漂います。


民家の玄関がすぐ近くに。

しかし駅の真横には民家が2軒、ホームに面する形で玄関の門が付いていたり、また駅の両端はどちらも急坂になっているけれど、駅から見上げたり見下ろせば住宅がちらほらと見えるので、高低差があってたまたま住宅が見えづらいだけで実際には人が住んでいる…ということもあり秘境ぽさはだいぶ薄い感じです。
それでもこの駅で下車したのはおいら達を含めて6名、うち2名は登山客、残り2名は鉄道ファンぽい感じでした。


白丸駅全景。

せっかく下車したので存分に秘境駅っぽさを味わいたいところです。
まずは白丸駅入口の簡易Suica端末のある屋根つきの建物。
雨ざらしになりそうな簡易Suica端末があると、それだけでも秘境駅っぽさが感じさせられます。


白丸駅駅舎。

白丸駅駅舎はこぢんまりとした待合室になっています。
屋根は瓦葺でこの待合室は絵になりますね。
そして木で作られた白丸駅の駅名標がまた味があって良いです。
海抜約320mということで結構上まで来たという感じですね。


白丸駅公衆便所。

白丸駅の反対側、奥多摩駅方面側にはトンネルと奥多摩町が管理する公衆便所があり、公衆便所は思っていたよりも綺麗でびっくり。ログハウス風というか、真新しい感じの木の匂いがしたので最近リニューアルされたのでしょうか。


白丸駅風景。

いろいろと見ていたら、皆どこかに行っていなくなってしまいました。
誰もいなくなって静かになると、秘境駅っぽさがどんどん色濃くなってきます。
事前情報がないと、本当にここが東京駅なのか疑いたくもなる感じです。


トンネルから電車が。

とても暑い日だったけれど、駅のホームにいると程よく風が入ってきて思っていたよりも涼しい感じ。
青梅線は約30分に1本のダイヤだったけれど、折り返しの電車に乗るため約20分程度の滞在時間でも充分に満足できました。
白丸駅到達レポはいろんな人が書いていますが、噂に違わず東京都なのに秘境駅気分を存分に満喫できる駅でした。
ここは本当オススメの駅ですね!

◆ホリデー・パスでぶらり鉄道旅
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