昨今の鉄道ブームで、東京都内でもいろいろなところに鉄道関連の居酒屋がオープンし、おいらもいくつかの居酒屋を回ってきました。
鉄道と萌えがメインの秋葉原「鉄道居酒屋 LittleTGV」。
鉄道備品やDVDを見ながらの立ち飲み居酒屋「キハ」。
それらも面白いのですが、それらの店は松竹梅でいえば竹か梅クラス。
今回は鉄道居酒屋の中でも知る人ぞ知る隠れ家的バー、「銀座バーパノラマ」に行ってみました。

銀座バーパノラマは「タモリ倶楽部」などのテレビ番組でも紹介されたことがある、鉄道模型がメインのバーです。
鉄道の名前にちなんだオリジナルカクテルを飲みながら、走っている鉄道模型を眺めつつ鉄道談義に花を咲かせる。
そんな雰囲気のバーですが今までなかなか行く機会がなく、今回baltさんに誘われて初めて行ってみました。

銀座で待ち合わせて、銀座バーパノラマ本店に向かいます。
実は以前にも来た事があるのですが、年末年始だったため残念ながら休業日で入ることが出来ませんでした。
今回こそは、と思っていたのですが…

唖然8/8(日)より15(日)まで夏期休暇を頂きます…だと!?

なんということでしょう。
盆休みはあると思っていたけれどまさか今週1週間丸々休みとは…恐ろしいです。
途方に暮れていると、銀座本店だけではなく渋谷、新宿にも店舗があるらしいので電話で確認すると、渋谷店は営業中とのこと。
早速渋谷に向かってみました。


銀座バーパノラマ渋谷店。

銀座バーパノラマ渋谷店は渋谷マークシティの裏側にあって、マンションの中の1部屋がバーになっている感じ。
おいら達が行ったときは他に客はおらず、貸しきり状態でした。
店の中央には鉄道模型が組まれていて、Nケージの車両が何種類か走っています。
ぱっと見てわかったのは北越急行683系はくたかとか。
普段から鉄道模型には興味がないと公言しているおいらですら、実際に走っているところを見ると…心が揺さぶられます。


鉄道模型をばんばん撮れます。

入店してドリンクを注文するのが常なのですが、マスターから「まずは存分に写真を撮ってください」との好意もあったので、存分に撮影してからドリンクを注文することにしました。


カクテル「スノーラビット」。

おいらが注文したのは北越急行683系はくたかにちなんだカクテル「スノーラビット」。
ジンベースのやや強めのカクテルで、白と赤のカラーが見事。
またレモンの皮で模ったウサギがワンポイントで素敵です。


カクテル「ドクターイエロー」。

baltさんが注文したのは新幹線総合試験車をイメージした「ドクターイエロー」。
黄色と青色のリキュールを使い、車体の色を表現しているようです。


カクテル「鉄子の旅」。

そしてあかり姉さんが注文したのはフローズンカクテル「鉄子の旅」。
名前の由来は「鉄子の旅」の作者、菊池直恵さんがフルーツ好きだから名づけられたとか。
ストロベリーをベースにしたやや甘めのフローズンカクテルです。


食べ物も当然美味しい。

カクテルを飲みつつ、ちょっとしたつまみも頼みつつまったりと電車を眺めながらいろいろな話をします。
ちなみに渋谷店のマスターは「元々バーテンダーで実はそんなに鉄道には詳しくない。模型のメンテナンスはここで働くようになってから覚えた」とのこと。
それでも大丈夫なのかと思っていたら、どうやら「店の性質上お客が薀蓄を披露したがるので、下手に反応したらキリがなくなったり論争になるので初めから知らないほうが聞き側に専念できる」のでむしろいいらしい…。
言われて見ると確かに飲みながら喋っているほうが楽しくなるから、聞き役がいるとより酒や食も進むのかも。
飲みながらも鉄道の話がついつい口から出てしまっていました。


まったりと過ごしていると、別の客が入店してきました。
その方はどうやら常連のようで、席に着くなり店にキープしてあった鉄道模型を走らせ始めたのでびっくり。

唖然これが常連か…すげぇ……

その客がキープしていた車両はサンライズ出雲・瀬戸。
サンライズ出雲で延々12時間、東京駅から出雲市駅まで移動したときの記憶が一気に蘇ります。
シングルデラックスに乗車して、ほとんど寝られなかったけれどいろんな景色を見た話とか、部屋の内装とか…
車両模型1つでいろいろと話が膨らむのも面白いですね。

走っている車両だけでいろいろと語れてしまう…
それでなくとも鉄道模型が走っているだけでそれだけで和んでしまう…
いい雰囲気の高級バーということもあるけれど、とてもいい店でした。
松竹梅でいえば間違いなく松クラスの高級店ですが、また訪れたいと思った店でした。

※バー銀座パノラマ 渋谷店
http://www.ginza-panorama.com/
住所:東京都渋谷区道玄坂1-17-12 野々ビル3F
TEL:03-5456-6074



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