館山駅の駅前にある「マリン」という軽食屋。
この店では幻の駅弁とも呼ばれる駅弁を販売しています。
駅弁鉄でもあるおいらが飛びつかないワケがありません。


館山名物「くじら弁当」。

館山名物「くじら弁当」(1,000円)。
1日30食限定で、昼前にはいつも完売してしまうという駅弁だそうです。
「アド街で紹介されました」とか「駅弁番付で横綱に選ばれました」とかいつの記事かわからないソースの宣伝文句が並んでいたりするけれど、やたらとアピールしているからどうしても興味を惹かれます。

店横の駅弁専用窓口から注文をすると、出来上がるまで約5分ほど時間が欲しいとの事。
注文があってから盛り付けをするのでしょうか。
これは楽しみです。


館山名物「くじら弁当」。

5分後、無事くじら弁当を購入できました。
パッケージにも「幻の駅弁」「貴重な味わい」と書かれている自画自賛っぷり。
確かに鯨肉はなかなか食べる機会もないので貴重であるのは間違いありません。
せっかくなので、早速食べてみました。


館山名物「くじら弁当」。

蓋を開けてみると、中央に錦糸卵、鯨の大和煮と鯨そぼろがびっしり。
大和煮は思っていたよりも肉厚で、しかも鯨特有の血なまぐささがありません。
それでいて牛肉のような歯ごたえと柔らかさ。
これは絶品です。

鯨そぼろはぱらぱらとほぐれ、やや食べづらいけれどこれはこれで美味。
何も説明がなかったら牛肉そぼろと見分けがつかないかもしれません。
改めて鯨というのは哺乳類なんだなぁと感じながら食べていました。

1,000円でボリュームがあってしかも美味い駅弁で、たしかにこれは「幻の駅弁」と言わざるを得ません。
ただし鯨肉という希少な肉を使っているという点だから幻になるのかもしれませんが、おいら以外にも買っている人がたらほらとおり、館山駅の名物になっているような感じでした。
またこの駅弁食べたさに館山まで来るのもありかもしれないですね。

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