館山駅を出発して、電車は安房鴨川駅を目指して走ります。
和田浦駅を過ぎるとようやく太平洋が窓の外に見えるようになってきますが一瞬で見えたり見えなくなったりと、内房線は思っていたよりもオーシャンビュー、というワケではなさそうです。
館山駅から約1時間。安房鴨川駅に到着しました。


安房鴨川駅駅舎。

安房鴨川駅では約10分程度の待ち合わせ時間があったので、当初の予定では一旦下車して1時間ぐらい観光しようと思っていたけれど、さっさと改札を出て駅舎を撮影し、外房線の電車に乗ってしまうことにしました。

外房線に入ってもしばらく太平洋が眺められる景色が続きます。
途中、秘境駅と名高い行川アイランド駅に停車したとき降りるかどうか迷ったけれど結局下車せず。
せっかく1本早い電車に乗ったことだし、ちょっとぐらい降りても良かったのですが、何故か1人旅の方が消極的になるおいら。
結局降りないままになってしまいました。


外房線車両。

大原駅を過ぎると既に乗ったことがある路線に入ったからか、そのままぽかぽかと熟睡。
気が付けば乗換駅の大網駅はもうそろそろでした。
降りようかな、と準備をしていると、突然次のような車内放送が流れてきました。

「迷子のご案内をします。安房鴨川駅より乗車された××くん、お父様がお待ちです。一番後ろの車掌室までお越しください」

唖然ま、迷子の案内だと…

デパートとか遊園地でよくあるような迷子案内。
まさか電車内で聞くことになるとはびっくりです。
そういえばさっき、悲壮な顔をしながら何かを探す男性を見たような…


大網駅。

結局大網駅で特急電車待ち合わせもかねてその間に一斉探索が行われた模様。
その様子を最後まで見てみたかったけれど、大網駅で東金線に乗り換える予定だったので結末はわかりませんが、面白い事件もあるものですね。
子供さんが間違って途中駅(しかも無人駅)で降りていないと良いのですが。

◆房総半島ひとり旅
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