横須賀線内には知る人ぞ知る面白い駅があります。
トンネルとトンネルの間に駅が位置していて、一部の電車では先頭車両がトンネルの中に突っ込んで停車してしまいます。
せっかく来たのだから、寄っておかないと損ですね!
その駅の名前は田浦駅。東逗子駅と横須賀駅の間に位置します。


田浦駅は一部トンネルの中に停車。

田浦駅では、11両編成の電車が停車する場合、進行方向前の1両目全て、2両目の一部のドアがトンネル内に入るため開きません。
土合駅筒石駅など、トンネル内にホームがある駅と比べるとインパクトは薄いですが、運転席含め1両目がトンネル内に突っ込んでいるのはわくわくします。

田浦駅に到着したので早速降りてみました。
確かにトンネル内に車両が突っ込んでて面白いです。
しかしトンネルから1両分ぐらいしか突っ込んでいないので、そんなに暗くなく夜なのかなと思うぐらい。
そのため降りるとき、つい2両目の開かないドアの前で立ってドアボタンを探してしまいました。


田浦駅は一部トンネルの中に停車。

ちなみにホームから見るとこんな感じ。
思いっきり車両がトンネルに突っ込んでいるのがわかるでしょうか。
なんというか電車がトンネルに突っ込んで停車というシュールな構図はホームから電車を見ると余計に伝わります。


七釜トンネル。

横須賀線側にあるのは七釜トンネル(しっかまトンネル)というトンネルで、真ん中のトンネルが明治22年の横須賀線開業時に作られたトンネルで、隣の赤い煉瓦のトンネルが大正13年に追加されたもの。奥の使われていないトンネルは昭和18年に軍需輸送の引き込み線用として造られたものだそうです。
一番新しいトンネルが使われていないのはある意味皮肉ではありますが、このトンネルを抜けた先のあたりは廃線跡マニアにはたまらないものになっているとか。
今回は廃線跡を訪ねる旅ではないので、今回は向かいません。


田浦駅は一部トンネルの中に停車。

また東逗子側もまたトンネルが迫っています。
逗子方面の電車はこちらのトンネルに同じく1両目と2両目の一部をトンネルの中に突っ込んで停車します。
どちらにしても先頭車両が突っ込むという形式は変わらないようですね。

またこの駅の周辺は緑が多く、暑い日でしたが田浦駅のホームはやけに涼しく感じられました。
写真を撮りながらここで涼んで…
とてもよいひと時を過ごせたかもしれません。

◆横須賀線ぶらり旅
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