正月の東京スカイツリー観光で最も混雑していたと思われるのは業平橋駅でした。


東武鉄道業平橋駅。

東武鉄道業平橋駅は、東京スカイツリーの完成とともに新しくリニューアルされ、また名前も「とうきょうスカイツリー駅」に生まれ変わります。
そのための工事が既に始まっているようで、駅の裏の方には「鹿島」の文字があったので業平橋駅リニューアル事業は鹿島が担当するのでしょうか。

新駅名についてはいろいろと思うところもあるけれど、個人的にはありかなと思っています。
なぜなら、元々東武鉄道と京成電鉄は仲違いしていた歴史があり、それぞれ東京から日光、成田への参拝鉄道から隅田川を渡る攻防を繰り広げ、東武鉄道は浅草駅を、京成電鉄は上野というターミナルを獲得した経緯でいろいろと争いもあったようです。
その歴史から押上駅、業平橋駅はそれぞれ別の駅として存在しているものだと思っていましたが、2003年に営団地下鉄半蔵門線(当時)が開業し、ついに東武鉄道が押上駅に乗り入れたことで業平橋駅という存在が正直微妙な扱いになっているのではないか、という部分はありました。

現在では業平橋駅始発の電車もなく、普通列車のみの停車駅となっている業平橋駅の起死回生の復活策が東京スカイツリーだったのかもしれません。
駅名変更で間違いなく東武特急スペーシア等も停車するようになり、新しいターミナルとしての役割を持つことになるでしょう。
そして遠くない将来にあり得る話…現在の東武浅草駅の駅舎の老朽化による建て替えのため、新しいとうきょうスカイツリー駅に再びターミナル機能を復活させる腹づもりもあるのかもしれません。
あくまでおいらの推測ですが。


東武鉄道業平橋駅。

とはいえ当の業平橋駅では、このような「業平橋駅の由来」の張り紙が貼られていて、少なからずとも業平橋駅という駅名に愛着があることがわかります。
駅名というのは原則地名や故事に由来するところが大きいのかもしれませんが、日本有数の観光スポットの最寄り駅となることもあり、またわかりやすくという点でも仕方ないのかもしれません。

個人的には、前述のように駅舎のリニューアルを行うならターミナル化してほしいなぁと思う所です。
東武鉄道浅草駅では不可能な10両編成の停車ができるホームとか、また可能であれば地平ホーム…いや地下ホームでも始発ホームの復活は期待したいところです。

◆新年早々東京スカイツリー観光
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