さて、今回銚子電鉄で乗車した電車について紹介したいと思います。


銚子電鉄デハ1001。

まずはデハ1001、外装が桃太郎電鉄仕様の電車です。
何度もこの車両を見ているけれど、来たときはいつも仲ノ町駅車庫で停車していたので乗るのは初めてです。

銚子電鉄デハ1001の座席。

車内の座席には桃太郎電鉄のキャラクターが描かれ、かなりのインパクトがあります。
しかし予想に反して、外装と座席以外はいたって普通の電車です。
壁一面に桃太郎電鉄の紹介があるのかと思っていたら、窓にシール型広告があるぐらいで車内は思っていたよりも広告はありませんでした。
これだけ桃太郎電鉄でアピールしていたら一般人にもインパクトがあるのかな…と思いきや、桃鉄を知らないっぽい親子連れがこの電車に乗って、どれがどのキャラクターか当てっこをしているのをたまたま目撃したのですが、まずキングボンビーがわからず鬼と勘違いしていたり、浦島太郎と夜叉姫をおじいさんとおばあさんと勘違いしていたりと、なんとも微妙な感じです。

唖然桃太郎の話に金太郎や浦島太郎が出てくるとは思わないね…

キャラクターのイラストだけではなく名前が入っていたらより親しみやすかったのかも、と思ったりもしました。


銚子電鉄2000形。

続いては元京王電鉄3000系電車、前伊予鉄道800系電車という経歴の銚子電鉄2000形。
2010年より導入された新車です。
なんだかんだで今回初めて見ることが出来たこの車両。
早速乗ってみるといろいろとびっくりしました。


電光掲示板がある!

唖然おおっ! 電光掲示板がある!

銚子電鉄の次の停車駅や運賃を表示する電光掲示板が導入されていました。
これは新しい…とつい反応してしまいます。
塗装も銚子電鉄のワインレッドカラーではないし、なんというか普通の電車、という感じです。


銚子電鉄ガイドさん。

とはいえなにかないかしら…と思って眺めていると、なにやら女性の人がいろんな人に声を掛けています。
どうやら銚子観光のボランティアの方で、銚子の良さをアピールして回っているのだとか。
いろんな人に声を掛けてはパンフレットや割引券を渡してくれていました。


笠上黒生駅でのタブレット交換。

そして銚子電鉄の電車と言えば欠かせないのが笠上黒生駅でのタブレット交換です。
この駅で上りと下りの両方の電車が停車して、タブレットと呼ばれるもの渡します。
このやりとりを見るだけでも笠上黒生駅で下車する価値はありますね!
で、タブレットを交換している間、なにやら慌ただしいと思ったら…

唖然あれ? さっきの観光案内のお姉さんが銚子行きの電車に乗ってる!

基本的に観光案内は銚子駅~笠上黒生駅の間でのみ行うようですね。
それはそれでなんだか意外な感じでした。


静態保存中のデハ701。

笠上黒生駅のホーム脇には昨年まで営業運転を行っていたデハ701、702、そして澪つくし号が静態保存されていました。
かつてこの場所にはデハ101が静態保存されていたけれど、現在はこの場所にデハ701が展示されているのかと思うと昔この電車に乗った思い出が蘇ります。
木造床で「今時こんな電車が現役なのか!」と感じさせるレトロな車両。
できれば中に入って見学ができれば良かったですが、安全面のため難しいのかも。
笠上黒生駅のホーム脇で静態保存というと、このまま朽ちて行くイメージがあるので残念な気もしますが、こうして過去の車両が見れるだけでも嬉しいですね。

◆そうだ、銚子に行こう2011
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