信濃大町駅を出発して扇沢駅に向かいます。
途中、バスは大町温泉を経由して行くのですが、大町温泉でバスの補助席を使うほどたくさんの人が乗車してきました。

唖然ええっ!? こんなに乗るの!?

大町温泉から立山黒部アルペンルートに向かう客も多いようで、バス時間の8:30までにチェックアウトをしてバスに乗り込むようです。
信濃大町駅ではほとんど人がいなかったのでこれは予想外です。

さらに進むと、一般自動車が入場できないゲートがあり、そこでも数人の客がバスに乗車。
そして扇沢駅に到着したとき、恐るべき光景を目にしました。


扇沢駅。

唖然観光バスがいっぱいや!!

通常の観光客だけでなく、観光バスに乗ったツアー客もたくさん。
これは完全に失念していました。
さすがにやばいので、土産物屋などはほとんど見ることなく、そそくさと切符売り場に向かいます。


立山黒部アルペンルートきっぷ。

信濃大町駅で切符を買っていると、ここで立山黒部アルペンルートの通し切符と交換する必要があります。
立山黒部アルペンルートではトロリーバス、ケーブルカー、ロープウェー、路線バスとさまざまな乗り物に乗車する必要がありますが、これ1枚で全ての乗り物に乗車できるようになっています。
そして乗車の有無については全てバーコード管理しているようで、漏れをなくしているようです。
素晴らしいですね。


トロリーバス乗り場は大変なことに。

切符を交換したところでトロリーバス乗り場に行ってみると、既に大変な状態でした。
人がごった返しているトロリーバス乗り場。
まだ出発まで20分前でこの有様です。
とはいえおいら達が着いたのはこれでも早かったようで、この後後ろにどんどん行列が出来、最終的には階段を下りて先程の窓口近くまで行列が出来ることになったようです。

唖然舐めてた…観光地を舐めてた…

正直なところスタンプラリーに参加したり、土産物を見るなら先に行列に並んで誰かに場所取りをしてもらわないと無理っぽいです。

これだけ行列ができると元気なのは弁当屋さんです。
桂小枝風のおっちゃんが「今日のアルペンルートはいい天気になりました。連休中日と言うこともあり過去最高の観光客が来るかもしれません。向こうに行っても食べる場所がありません。だからお弁当いかがですか!?」などと面白いトークで弁当を売っています。
扇沢駅もそういえば鉄道駅なので「駅弁」の範疇に入るよね、ということでとりあえず1つ駅弁を購入しておきました。


一番いい席を頼む。

8:55。
5分前になってようやくトロリーバスの改札が開始しました。
とりあえず座れるだけでも御の字、と思っていたのですが運良く1番前の席に座れることが出来て大満足。
この時は6台のバスが発車しましたが、それでも満席で立ち乗り客も多数というとんでもない乗車率でした。

唖然大丈夫なかしら…

今回せっかく最前列に座れたので、トロリーバスからの景色を撮影してみました。

◆トロリーバス動画を撮影してみました
関電トロリーバス 扇沢駅~黒部ダム駅


トロリーバスは扇沢駅を過ぎてゆっくりとトンネルに入って行きます。
トロリーバスは見かけこそはバスですが天井にある電線の電力を動力にして走っているので、分類的には鉄道の一種になります。
なんだか面白いですよね。


破砕帯は青色のライトで。

トンネルを進んでいると、長野県から富山県に入り、さらに進むと青いライトが光っている部分がありました。
この部分が関電トンネル工事の一番の難関と言われた破砕帯で、岩盤の中で岩が細かく割れ、地下水を溜め込んだ軟弱な地層のため掘れば氷点下近くの地下水が湧き出し、工事の続行が困難になるほどの箇所であったようです。
それでもなんとか工事を進めることが出来、こうしてトンネルを通ることが出来るようになったのです。
事前に「黒部の太陽」とかを見て予習しておけば良かったなぁ、と感じます。


黒部ダム駅に到着。

扇沢駅から約15分して、富山県側の黒部ダム駅に到着しました。
観光客の多さに一抹の不安はあるものの、これから黒部ダム観光と思うと胸が躍ります!!

◆関電トロリーバス 扇沢駅~黒部ダム駅


◆初秋の黒部ダム観光の旅
初秋の黒部ダム観光の旅【目次】



※ 当サイトの各種サービスをその利用規約等で定める範囲内でご利用いただく場合や、著作権者の許諾なく著作物を利用することが法的に認められる場合を除き、無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることはできません。また、利用が認められる場合でも、著作者の意に反した変更、削除はできません。記事を要約して利用することも、原則として著作権者の許諾が必要です。
※ 当サイトの情報は執筆当時の情報を元にしているため、現在の内容とは異なる場合があります。