雪の為多少のダイヤ乱れはありましたが、無事糸魚川駅に到着しました。
大糸線への乗り換えまでまだ時間があるので、一度糸魚川駅の改札の外に出ていろいろと見て回ることにしました。

糸魚川駅は今年で100周年。そして大糸線全線開業55年だそうです。
それを表すように駅舎や駅構内にポスターが貼られ、大々的なアピールをしていました。
とりあえず改札を出てから手洗いと駅弁等を購入し、それから駅周辺をぶらつこうと思ったけれどもそこまでの時間はなかったので再び糸魚川駅に入ります。

2015年の北陸新幹線の開業に伴い、糸魚川駅にも停車駅ができるということもあって、新幹線駅舎の工事も進んでいました。
現在の駅舎の隣を走る新幹線高架の上に新幹線ホームを作り、そこから在来線ホームへ連絡線を繋げる構造のようです。
その頃は北陸本線もJR西日本ではなく別の会社の運営になりますが、そうなると寂しいものですね。

さて、これから乗る予定の大糸線のホームにやってきました。
大糸線は糸魚川駅から松本駅までを結ぶ地方交通線で、糸魚川駅から南小谷(みなみおたり)駅までがJR西日本、南小谷駅から松本駅までがJR東日本の管轄となっています。
そのため、糸魚川駅から松本駅までの直通電車は現在はなく、必ず南小谷駅で乗り換えることになります。
糸魚川駅から南小谷駅までの大糸線は全線非電化のため架線がありません。
理由はやはり日本有数の豪雪地帯で、架線の維持が大変ということが挙げられます。
そのため大糸北線では気動車のキハ120形が使われています。

糸魚川市では「糸魚川世界ジオパーク」という町おこしを行っています。
ジオパークとは、地球科学的に見て重要な自然の遺産を含む、自然に親しむための公園のこと。
日本列島の形成に関わる重要な地質構造を持つフォッサマグナの西端である糸魚川静岡構造線を有することで、日本の歴史を計る地層を数多く見ることができる地帯なのだそうです。
そんな糸魚川のジオパークをアピールするため生まれたマスコットキャラクターが「ぬーな」で、大糸線を走るキハ120形にもラッピングされたバージョンが走っていました。
今回乗車することはできませんでしたが、こんな車両もあるんですね!
そうこうしているうちにそろそろ大糸北線の発車時間が近づいてきました。
これから、日本有数の豪雪路線に入ってゆきます!
◆大糸線・飯山線・磐越西線 大雪の鉄道を楽しむ旅
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