今回も上野駅で面白い駅弁を見かけたので購入してみました。


女将のおもてなし弁当 宮城・鳴子温泉編。

まずは「女将のおもてなし弁当 宮城・鳴子温泉編」(1,100円)。
宮城県の鳴子温泉の温泉女将が監修した駅弁で、鳴子地方に伝わる郷土料理を中心に集めた駅弁です。
発売元はNRE(日本レストランエンタプライズ)。JR東日本系の駅弁屋です。

鳴子温泉は何度か温泉に入りに行ったことがありますが、個人的にはとてもいいところ。
徒歩で回ることができるこぢんまりとした温泉街ですが、何度も行きたくなるところです。


女将のおもてなし弁当 宮城・鳴子温泉編。

さて、そんな鳴子温泉の駅弁はというと、こんなお品書きになっていました。

【お品書き】
先付 しそ巻き・こごみ胡麻和え
焼物 岩魚塩焼き・伊達ざくら豚とキャベツ塩炒め・玉子焼き
揚物 舞茸、細竹の天婦羅・薩摩芋の紅葉揚げ・山菜のかき揚げ
煮物 凍み豆腐・饅頭麩・紅葉人参・南瓜・里芋
香物 珍味漬け・清酒漬け
ご飯 おにぎり三種(栗、きのこ、古代米)
甘味 栗餅

山の幸たっぷりの駅弁で、いろんな具だくさん。
おそらく鳴子温泉の宿で夜メニューに出てくる料理を集めたのがこれなのでしょう。
これは美味しそうです。
個人的には栗が苦手なので箸が止まってしまう料理もありましたが、あかり姉さんは大満足。
そんな駅弁でした。


福袋弁当「巳」。

おいらが購入したのは福袋弁当「巳」(1,500円)。
正月三が日限定の駅弁で、初めは買うつもりはなかったのですが、たまたま駅弁屋内の業務放送で福袋弁当を知って急遽それを注文してしまいました。

唖然福袋弁当! そういうのもあるのか!

まさにこんな感じでした。

見た感じお重のような駅弁。
中身はどんなものでしょうか。


福袋弁当「巳」壱の重。

開けてみると、2段重ねの弁当になっていました。
まずは壱の重から見てゆきます。

【壱の重】
赤魚白醤油漬焼、江戸巻、有頭海老煮、紅白かまぼこ、鰊昆布巻、合鴨スモーク、鮭と烏賊の麹和え、帆立磯辺揚
多喜合せ…里芋、蓮根、化粧人参、化粧牛蒡、穂筍、蕗、鈴くわい、椎茸、多幸、梅花人参

なんというか完全におせち料理です!
1人用おせちと言ってもいいぐらい、おせち料理の定番が詰まっていました。
ということは下のお重もそんな感じでしょう。
早速見てみました。


福袋弁当「巳」弐の重。

弐の重もやっぱりおせち風。
こちらのお品書きは次の通りです。

【弐の重】
黒豆 金粉添え、五色蒲鉾、紅白なます、祝菓子
祝飯…いくら、海老酢漬、寿昆布、ズワイガニ甘酢漬、錦糸玉子、酢飯

「寿」の形に切られた昆布に黒豆…まさにおせち料理です。
早速食べてみると、おせち料理だけど味付けはくどすぎず薄すぎずで弁当に合わせているようです。
正直、三が日限定の弁当としては安いかも、とも感じてしまったぐらい。
大変美味しかったです。

ちなみに発売元は日本ばし大増という明治から続く料亭ですが、現在はNREの子会社として弁当事業も行っているとのこと。
弁当・駅弁業界も統廃合が続くのか…なかなか厳しいのかもしれないですね。



※ 当サイトの各種サービスをその利用規約等で定める範囲内でご利用いただく場合や、著作権者の許諾なく著作物を利用することが法的に認められる場合を除き、無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることはできません。また、利用が認められる場合でも、著作者の意に反した変更、削除はできません。記事を要約して利用することも、原則として著作権者の許諾が必要です。
※ 当サイトの情報は執筆当時の情報を元にしているため、現在の内容とは異なる場合があります。