宇都宮市の山の方に、かつて大谷石を採掘していた採掘場の跡地を観光地化した「大谷資料館」というものがあるそうでして…
今回のメンバーから「どうしても行きたい!」という場所なので向かってみました。
ちなみに何故この場所が良いのかと聞いてみると、映画「呪怨」とか「リング」とか「仮面ライダーシリーズ」とかいろんな映画に登場したモデル地なのだそうです。

唖然基本的にホラー系ばかりじゃね?

とか思ったけれど、本日放送のアド街ック天国が宇都宮。
テレビの予告放送でもしっかりと大谷資料館が登場していたのでこれは行くべき、と再認識しました。
※アド街では3位で取り上げられていました。


大谷資料館。

というワケでやってきました大谷資料館。
駐車場はぎりぎり満車という感じで、なんとか駐車できました。
入館料1人600円を支払って、早速中に入ります!


大谷石は意外と軽い。

大谷資料館に入ると、まずはここで採れる「大谷石(おおやいし)」とは何かの説明から始まります。
大谷石とは火山が噴火して噴出した火山灰や砂礫が海水中に沈殿して、それが凝固してできたものだそうで、大理石や御影石など通常の石材と比べると軽く柔らかく、耐火性にすぐれているということで建物の石垣や防火壁などに多く使われています。
資料館では昔の採石・運搬方法について、またその時に使用された道具などが展示されていました。

また、大谷石が実際に他の代表的な石材と比べてどのぐらい軽いのかを比較できるコーナーがあって持ってみました。
よく墓石などに使われる御影石や大理石、小松石と比べても重さが半分という大谷石。
それだけ石の中に空気の粒穴が多く開いていて軽いということなのでしょう。
さて、大谷石のことを把握したところで早速坑道跡に入ってみました。


大谷資料館内部。

大谷資料館の内部はかなり暗く、わずかな明かりがついているだけです。
写真はわりと綺麗に撮れている方ですが、実際には携帯電話やコンパクトカメラでの撮影はかなり厳しい感じ。
この写真は一眼レフで撮っていますが、個人的には三脚を持ってくるべきだったと思うばかりです。


フラッシュを焚くとこんな感じに。

ちなみにストロボを焚いたらこんな感じになってしまいます。
これが本来の大谷石の色、姿なのでしょうが、なんというか肉眼で見ているものとは光の色が違うので大きな違いが…
そのため、できる限りストロボを焚かずに撮影してゆきます。
そのため手ブレが出てしまう写真も多くなりましたが…致し方ありません。


昔の機材も置かれています。

大谷資料館はかつての大谷石採石場ということもあり、昔使われていた機材などが展示されていました。
どのようにして使っていたのか、という看板はあるものの、薄暗くて見づらいという…
もう少し明るくてもいいのに、と個人的には思います。


なんだか神殿のよう。

内部は明かりだけでなく一部自然光が入っている部分もあります。
そのためなんとも幻想的な感じになっていて、いるとなんだか癒されます。

この中にいるとゲームの主人公になったような感じになってきて…
たとえばファイナルファンタジーの神殿とか、ドラクエの洞窟とか、こんな感じなのかなと思ってしまいます。


何故か椅子が展示。

最下層に進むにつれ、だんだん涼しくなってきます。
そんな折見つけたのがこの椅子。
何故かライトアップされて飾られていましたが、偉い人でも座っていたのでしょうか。
特に説明書きもなく、謎の椅子でした。


なんだかすごいモニュメント。

大谷資料館の最下層にあった、自然光を取り入れる窓と、その下にあったモニュメントです。
水の上に剣山のような針が伸びていて…

唖然なにこのルパン三世…

映画「インディージョーンズ」とかルパン三世のアニメに出てきそうな、絵にかいたような罠のモニュメントがありました。
これは…つい撮りたくなりますが、実はこの場所はかなり暗く、一眼レフでも1秒ぐらい露光していないと撮れないという暗い場所です。
そのため手ブレがかなり多くなり、撮影回数も多く、ちょっと皆を待たせてしまった中での奇跡の一枚です。


かなり広くて壮大。

大谷資料館の最下層はかなり暗いです。
ほぼ闇の空間と言いますか…
ここからボスモンスターか何かが出てきても驚きません。

この場所はかなり広く、ここで映画やドラマのロケが行われたり、コンサートが行われているようです。
ちなみに、大谷資料館の宣伝ポスターではこの場所が使われたりしていますが、写真では明るそうな場所に見えますが実際には結構暗いので、カメラマンの腕がすごいんだなぁと実感させられます。


外に出るとまぶしい!!

大谷資料館の中にいるとかなり寒いです。
平均気温が夏でも10℃台、冬場だと5℃ぐらいまでに下がるということで、かなりひんやりします。
そのため長居はできなかったけれど、とても居心地の良い場所でした。

ちなみに外に出たとき、あまりに日光がまぶしくてびっくりしました。
地下に30分ほどいただけなのに、ここまで光がまぶしく感じるとは…
一度は体験してほしい、面白いスポットでした。
宇都宮駅からも遠いし、車かバスで来るしかないけれど、予想以上に楽しめるスポットでした。

※大谷資料館
http://www.oya909.co.jp/
住所:栃木県宇都宮市大谷町909
TEL:028-652-1232



※ 当サイトの各種サービスをその利用規約等で定める範囲内でご利用いただく場合や、著作権者の許諾なく著作物を利用することが法的に認められる場合を除き、無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることはできません。また、利用が認められる場合でも、著作者の意に反した変更、削除はできません。記事を要約して利用することも、原則として著作権者の許諾が必要です。
※ 当サイトの情報は執筆当時の情報を元にしているため、現在の内容とは異なる場合があります。