貫通したばかりの国道357号線東京港トンネルを歩くツアー。
ヘルメットや軍手を装着して、早速トンネルを歩きます!


首都高湾岸線横のトンネル。

今回のトンネルは隣を首都高湾岸線が走る、まさに首都高の隣にできるトンネルです。
そのため首都高を間近に、これから地下に入ってゆきます。


東京港トンネル 品川側入口。

さて、ここから約1kmの海底トンネルの旅が始まります。
入口付近はやたらと骨組みがありますが、ここでシールドマシンを組み立てるために掘られた立坑の部分のため、若干掘り方が違うのでしょうか。


立坑部分は鉄骨の櫓が組まれています。

早速入ってみると、まだトンネルでもないのでわくわく感がたまりません!
奥に見える丸い部分からが実際にシールドマシンで掘られた場所になります。
このあたりはコンクリートの屋根などを作るため、今は櫓を組んでいるのでしょうか。


トンネルに潜入。

ついに工事中の東京港トンネルに入りました!
中は思っていたよりも土埃っぽい感じでマスクを持ってくればよかったとちょっと後悔。
でも思っていたよりも暖かく、そんなにひんやりしていません。
トンネルには両側に蛍光灯が立てられ、思ったよりも暗くないのが意外でした。


わりと広いトンネル。

さらに奥に入ると、まさに神秘的な光景です。
車が2車線で走ることができる幅を持ったトンネルで、わりと広々としたトンネル空間です。
トンネルの外壁はほぼ完成しているようで、あとはアスファルトの舗装だったり、配電やもろもろの機材設置のためまだ1年以上の工事が必要なのだそうです。


工事資材も置かれたまま。

また、トンネルはまだ工事中で、今日は工事を中断して一般開放していることもあり、資材などはそのままトンネル内に置かれていました。
配管や側溝などをこれから設置する予定なのか、それ関連の資材が大量に置かれていたのが印象的です。


避難用通路は下に降りるタイプ。

また、トンネル内には時折網で覆われた部分がありました。
実はこの部分が避難路になっていて、何かがあって道路から脱出する必要があった際、この場所から下に滑り台のように降りてこのトンネルのさらに下にある避難路を歩くことになります。
その避難路の上にコンクリートのブロックを乗せ、道路にしているのだそうです。
少ないスペースを有効に使うため、そんな工夫がされているんですね。


トンネルの説明を壁を使って投影。

だいたい中間点に着いたところで一旦休憩タイムになりました。
ここではトンネルの壁を使ってプロジェクターで映像を投影し、改めて東京港トンネルの工事の風景や仕様について紹介がありました。
シールド工法で掘りながら、さらにトンネルの補強と浮力対策のため、歩道用の枠を含めた重りとなるコンクリートブロックを後ろから積んでゆく作業はなかなかない発想でびっくりです。

改めて東京港トンネルのすごさを実感したところで、残り半分を歩いてゆきます!

◆東京港トンネルウォーキングツアーに参加してきた
東京港トンネルウォーキングツアーに参加してきた【目次】



※ 当サイトの各種サービスをその利用規約等で定める範囲内でご利用いただく場合や、著作権者の許諾なく著作物を利用することが法的に認められる場合を除き、無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることはできません。また、利用が認められる場合でも、著作者の意に反した変更、削除はできません。記事を要約して利用することも、原則として著作権者の許諾が必要です。
※ 当サイトの情報は執筆当時の情報を元にしているため、現在の内容とは異なる場合があります。