続いて、あかり姉さんが楽しみにしていた建物に向かいます。


横綱千代の山・千代の富士記念館。

福島町青函トンネル記念館から700mほど離れたところにある「横綱千代の山・千代の富士記念館」です。
九重部屋の祖・横綱千代の山と、大相撲の歴史上初の国民栄誉賞を獲得した横綱千代の富士が福島町出身ということで記念館が建てられていました。

九重部屋の歴史については千代の山が作り、北の富士が育て、千代の富士が現在に至るという流れですが、北の富士・北勝海と千代の富士との対立により九重部屋がさらに八角部屋に分裂したことについては、特に触れられることもない方がよいのかもしれません。
そのためか、それとも北の富士が福島町ではなく美幌町出身のということもあって、やや意図的に紹介を外しているという部分も見受けられました。

唖然ここは千代の山・千代の富士であって、九重部屋記念館じゃないしね…


横綱千代の山・千代の富士の表彰の数々が展示。

さて、展示室はというと横綱千代の山、千代の富士にまつわる品々が展示されていました。
まず展示されているのは千代の富士にまつわる品々。
化粧まわしに横綱伝達式に使用された際の書状など、千代の富士にまつわるものがいろいろと展示されています。


千代の富士、国民栄誉賞。

大相撲力士として初めて国民栄誉賞を受賞した千代の富士。
本名の秋元貢にて記載されている賞状および盾が展示されていました。
相撲界で国民栄誉賞を受賞しているのは他には元横綱の大鵬のみ。
しかも没後受賞の為、存命で受賞したのは今のところ千代の富士のみとなっています。

この後の展示室では横綱千代の山に関する品々が展示されていたり、初代貴乃花から琴桜、魁傑など昭和の名大関・横綱の色紙から琴欧洲、雅山、魁皇など比較的最近の力士の色紙までいろいろと展示されていてこれも見ごたえがありました。


九重部屋の土俵を再現。

そして1階には九重部屋の土俵を再現した場所がありました。
実はここは実際に九重部屋の力士が地方巡業や稽古の時に使用することがある土俵だそうです。
ちなみに一般の人もお金を払えば借りることができるとか。
ただの展示物かと思っていたら、本物でびっくりしました。


千代の富士還暦土俵入りの時に使われた横綱まわし。

売店コーナーに飾られているのは、先日行われた千代の富士還暦土俵入りの時に使われた横綱まわしです。
千代の富士を中心に、そして白鵬、日馬富士が両脇を支えるというなんとも豪華な布陣。
この横綱まわしの横には実際に着用していた時の写真もあり、なるほど、とつい見てしまいます。


千代の富士像。

そして最後は千代の富士像で締め。
おいらは世代的に千代の富士の現役末期~貴花田に敗れて引退のあたりしか知らないので、現在の九重親方のイメージの方が強いのだけど、おいらより若いあかり姉さんがやたらと興奮して見ていたので、Youtubeなどで過去の対戦取組などを見ているとより楽しめたのかな…とか思ったおいらでした。

気が付けば結構な時間を取ってしまってびっくり。
本当にじっくりと見てしまいました。

※横綱千代の山・千代の富士記念館

住所:北海道松前郡福島町福島190
TEL:0139-47-4527


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