道の駅しりうちから、国道228号線沿いに走って福島町に到着しました。
ここにはおいらとあかり姉さん、それぞれ行きたい所がまとまっているのでぜひとも来たい所でした。


福島町青函トンネル記念館。

まずはおいらが行きたい所、それは福島町青函トンネル記念館です。
青函トンネル記念館は青森県の龍飛岬にありますが、実は北海道にもあります。
福島町青函トンネル記念館は旧吉岡海底駅と繋がっているワケでもなく、またアクセスも木古内駅から約1時間とやや不便なところにあるのであまり注目がされていないのかもしれませんが、北海道新幹線開業に伴い、見学コースの1つに入ったらいいなぁと個人的には思っています。


青函トンネル調査に関するものが多く展示。

そんな福島町青函トンネル記念館ですが、入口には青函トンネル建設前に海底ボーリング調査を行った潜水艇くろしおII号やボーリングマシン、他にも色々な鉄道遺産が展示されています。
龍飛岬の青函トンネル記念館はどちらかというとビデオ・動画など視覚的に訴えたり、また青函トンネル内に入ることができる「体験坑道」がメインですが、こちらは青函トンネルの設計図や機械などの展示が主になっています。

唖然龍飛岬と福島町の両方の青函トンネル記念館を楽に見て回れるといいんだけどねぇ…

龍飛岬から福島町までのフェリー航路は既に廃止され、ルートを作るのであれば奥津軽いまべつ駅~木古内駅まで新幹線で移動して、どちらも駅から片道1時間ぐらいのバス…
と考えるとなかなか非現実的なルートになってしまいます。
なので行きやすい青函トンネル記念館だけ…になってしまうのかもしれません。


三線軌条の模型が展示。

青函トンネルでどうやって新幹線と貨物電車が一緒に走るのか…
三線軌条について口頭で説明してもなかなか伝わらないのですが、たまたまわかりやすい模型があったのでこれであかり姉さんに説明してみました。

三線軌条とは、線路が3本あり、新幹線用の線路の中に、1本普通電車用の線路がある状態です。
つまり、普通電車は片方を新幹線用の線路を使用し、もう片方を普通電車用の線路を使用します。
新幹線と普通電車の線路の幅が違うため、こんなことになります。


吉岡海底駅の駅名標も。

そして個人的に嬉しかったのは、吉岡海底駅の駅名標が飾られていたこと。
吉岡海底駅は見学を終了し何年も経っているためこの駅名標はもう見られなくなっていたのですが、記念館で見ることができて嬉しい限りです。
しかし両側の駅はどちらも廃止、もちろん吉岡海底駅も廃止となると悲しいものはありますが…

ちなみに吉岡海底駅の真上には「吉岡海底駅メモリアルパーク」という広場があるのだけど、実質駐車場と記念碑ぐらいなので何もなく残念。
北海道の青函トンネル記念館は全体的に青函トンネル工事で使われたものは何か、という点でじっくりと堪能することができました。

※福島町青函トンネル記念館

住所:北海道松前郡福島町三岳32-1
TEL:0139-47-3020


◆秋の津軽海峡ぶらり旅
秋の津軽海峡ぶらり旅【目次】


◆関連日記
秋の津軽海峡ぶらり旅【龍飛岬観光篇】
津軽海峡初夏景色【青函トンネル記念館篇】



※ 当サイトの各種サービスをその利用規約等で定める範囲内でご利用いただく場合や、著作権者の許諾なく著作物を利用することが法的に認められる場合を除き、無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることはできません。また、利用が認められる場合でも、著作者の意に反した変更、削除はできません。記事を要約して利用することも、原則として著作権者の許諾が必要です。
※ 当サイトの情報は執筆当時の情報を元にしているため、現在の内容とは異なる場合があります。