今日は朝から紀伊半島の山間部を旅している今日この頃。
湯ノ口温泉のトロッコ列車を堪能した後は、再び和歌山県、三重県、奈良県の県境が混在する地域を通ります。

何故こんな山の中を走るのか…
それは、和歌山県の地図を見ると気になるポイントがあることに気づきます。


和歌山県の天気。

こちらは和歌山県のローカル番組の今日の天気予報画面です。
和歌山県の右上部分になにやら飛び地のような場所が気になりませんか?
今向かっているのがその飛び地の部分…和歌山県北山村です。

本日は朝から和歌山県新宮市→三重県熊野市(旧紀和町)→和歌山県新宮市(旧熊野川町)→奈良県十津川村→和歌山県北山村と、ちょっとの区間で何度も県境を越えるため、県境を越える時にアナウンスを出すカーナビにだと面白いことになりそうな、そんなエリアになっています。


奈良県十津川村。

ところで、ちょっとだけ奈良県を通過するワケですが、奈良県十津川村は秘境と呼ばれるところになっておりまして…
東京を出発して飛行機、電車、バスなどの公共交通機関を使用した場合に最も到達まで時間がかかると言われているのが奈良県の十津川村と言われています。
今回はちょっとの区間だけですが十津川村を通過するため、せっかくなので看板だけでも写真を撮ってみました。
道は車が1台しか通れないぐらい狭く、なかなかの道を走ります。


飛び地村ですって。

十津川村を離れて、日本唯一の飛び地の村、北山村に到着しました。
飛び地自体は全国にもいくつかあるため珍しいものではありませんが、自治体が丸ごと県を挟んでの飛び地になっているのは日本でもここだけです。
このような県境になってしまったのは、周囲を流れる熊野川の支流、北山川を使って新宮へと気を運んでいたという歴史があるためだそうで、北山村は和歌山県からは完全に離れていても新宮との繋がりは強いため飛び地として残っています。


道の駅おくとろ。

村の中心にある道の駅と物産センターには温泉もあります。
北山村の名産はじゃばら(邪払)と呼ばれる柑橘類。
かなり酸味のある果実ですが、花粉症に効果があるともいわれている果物です。


じゃばらドリンク。

そんなじゃばらのドリンクや食べ物がたくさん売られているのでもちろん購入してみました。
詳しいドリンクの説明は別途行う予定ですが、いろんなじゃばらのドリンクがあって、見た目以上には酸っぱくなく美味しいです。


めはりずし。

個人的に新宮に来たら食べたいと思っていためはりずしを北山村で見つけたので買ってみました。
高菜の漬物を塩おにぎりに巻いた、一口サイズのおにぎりです。
まぁ普通のおにぎりかなと思って食べてみると、山菜の漬物の酸味とご飯がいい感じに合っていてとても美味しい…
なるほど、ずっと気になっていましたがこれは美味しいですね。

所さんのダーツの旅で見て以来、一度行ってみたかった北山村。
思っていたよりも見所もあって楽しむことができました。

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