紀勢本線沿線の散策もあと少しになりました。
一気に伊勢長島駅まで来たので、このまま多気駅、松阪駅に向かいます。


JR多気駅。

多気駅は紀勢本線と参宮線が分かれるところです。
多気駅始発の列車も多く、鉄道の要衝ではあるけれど駅はそこまで大きくないのが印象的です。
せっかくなので参宮線方面にも寄り道したかったですが、伊勢方面はゴールデンウィーク期間中は間違いなく混みそうなので、また別の機会に寄ることにしましょう。


JR松阪駅。

松阪駅にも寄り道しました。
到着した時間が15時過ぎと飲食店もあまり営業しておらず、結局松阪牛はがっつりと食べることができなかったのですが、無理に松阪で食べなくてもどこかしらで食べることができるでしょう…。

ここから先、津駅や亀山駅まで向かって紀勢本線の制覇もしたいところですが、今回はもう1ヶ所行きたいところがあります。
そのため、そちらを優先して紀勢本線はまた今度巡ることにしました。
向かうは…西です。


名松線。

松阪駅から西方面に伸びているローカル線があります。
その名は名松線。
今回はその名松線沿いに沿って行こうと思います。


全線復旧ヘッドマーク。

名松線は松阪駅から伊勢奥津駅までを結ぶローカル線です。
本来はさらに延伸して名張まで延伸する予定があったため名松線という名前になっています。
この名松線、2009年の集中豪雨の際に大きな被害を受け、一時は廃線の危機も訪れていましたが、2016年に全線復旧を遂げたということでも知られています。
せっかく紀伊半島一周するのだから、名松線にも寄り道しよう…というワケで向かいます。


家城駅。

まず向かったのは名松線の有人駅の家城駅。
名松線のちょうど中間点あたりにあり、この駅で列車の入れ違いを行います。
せっかく名松線まで来たのだからどこかで列車が撮れないかな…と見ていると、ちょうど伊勢鎌倉駅あたりで撮れそうだったのでちょっと寄り道してみました。


改めて撮影。

予定通り、名松線の気動車がやってきました。
適度に角度もあるので綺麗に撮れるかなと思いましたがそう上手くはいかず…
特に電線が入ってしまっているのはあまりいただけません。
もう少し良さげな構図で撮るべきだったかもしれません。


伊勢奥津駅。

せっかく家城駅まで来たのだから、そのまま名松線の終点である伊勢奥津駅に向かいます。
終点の伊勢奥津駅は無人駅ではあるものの、駅舎が改築されとても綺麗な駅舎になっていました。
また隣には地元のコミュニティセンターも併設していて、時間帯によっては売店もオープンしていたようですが、17時を過ぎすっかり静かな感じです。


おかえりなさい名松線。

終点だからでしょうか、それとも全線復旧だからなのでしょうか「おかえりなさい名松線」の意味がいろいろと考えさせられます。
本来ならば列車に乗って訪れるのが良いのだろうなぁ…と思いますが、今回は祝日に来たので営業していなかった駅窓口もあるので、また改めて訪れたいですね。


伊勢奥津駅。

名張までの路線は既に近鉄山田線が開通しているためここからの延伸はなさそうですが、かなり山奥の辺境にある名松線の各駅を全線復旧させるのはかなりの運動があったのかもしれません。

また今度来るときはのんびりと列車の旅で来たい…
そんなことを考えつつ、名松線を後にしました。

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