やってきました猿島。
とりあえず、ぶらぶらと散策してみることにしましょう。

猿島。

猿島は東京湾に浮かぶ無人島。
自然が多く、ちょっと入ると森が広がります。
遊歩道も整備されているので迷うことはなさそうですが、ただ歩くのもいいですが、観光ガイドもあるそうなのでそちらも気になります。


せっかくなのでガイドツアーに参加。

今回は初めての猿島観光なのでツアーに参加してみました。
猿島は旧日本軍の軍需施設だったところということはある程度知っていましたが、ツアー限定で見られるところもあると聞いて参加してみます。
価格は200円とリーズナブルなのも良いですね。

まず最初に向かったのはインフォメーションセンター隣の謎の建物。
猿島には電気がないので発電所で電気を起こしているとのこと。
元々はサーチライト用の電源供給用だったけれど、現在は島内の電気をここで賄っています。
夜になると発電機を止めるため、島は真っ暗になるのだとか。


旧軍需施設。

続いては坂を登ってゆくと煉瓦壁のところに到着します。
こちらは兵舎だったり弾薬庫だったり、島の中でも重要な場所だったよう。
猿島観光のパンフレットでもたびたび登場する箇所で、ぜひ見ておきたいポイントです。

今回の猿島ガイドさんはやたらと煉瓦にこだわりがある方で、煉瓦の産地から煉瓦の積み方まで色々と語っています。
猿島の施設は古いところがフランス積みで、ある年からはイギリス積み、オランダ積み、そして時々ドイツ積みになっているとか。

唖然なるほど、わからん…

煉瓦建築が好きな人にはたまらないかもしれないですが、興味がない人には辛いかもしれないです。


漆喰の厚塗りがすごい。

ちなみにツアー限定で昔の弾薬庫の中に入ることができます。
白い壁の弾薬庫ですが、何層にも塗られた漆喰が見どころ。
ここまで厚く漆喰が塗られているのは、猿島の湿気対策なのだそうです。


ラピュタ感ある。

さらに進むと切り立った崖の両端に石が積まれているエリアに到着します。
石壁に挟まれてなんとも幻想的。
「天空の城ラピュタ」っぽいとも言われている所のようです。


トンネルもある。

さらに島内を散策しているとトンネルに到着しました。
綺麗に敷かれた煉瓦があったり、トンネルの中にも小部屋があったり。
かつてはこの中に色々な施設があったそうですね。
さらにトンネルはやや傾斜が掛かっていて、視界が見えにくい仕様に…
これは敵が攻めてきたときの防衛のためとも言われていますが、綺麗な形で残っているのはすごいですね。


半地下壕。

トンネルの先にはさらにトンネルがあり、出たところはなんと地下壕になっています。
一部広いところがあり、かつてはこちらも部屋として使われていたのでしょうか。
煉瓦でぎっしりと固められていて、当時の技術の凄さを感じます。


岩礁もあり。

さらに歩いて島の北端に到着しました。
岩礁と綺麗な海が広がっています。
海風が吹いてちょっと寒さもありますが、じっくりと海を眺めていたくなりますね。
ガイドはここまででしたが、いろいろと見たり知ることができ、かなり堪能できました。


洞穴。

せっかくなのでガイドルートではないところも巡ってみましょう。
猿島には洞穴があり、日蓮上人が瞑想をしたという洞穴もあります。
とはいえ内部は危険なのか入ることはできませんでした。


展望台からの景色。

先程通ったトンネルのルートは近道ルートのため、帰りは島の中央部にある山を登ってゆきます。
山頂の展望台の景色も良く、ここでピクニックをしている人の気持ちもわかります。

また、島のあちこちでカメラマンを見かけました。
猿島の自然を撮っている人もいたり、コスプレイヤーさんを連れて撮影している人も…

唖然確かにファンタジーっぽいところだからなぁ…

思っていたよりもコスプレ撮影をしている人を見かけてびっくり。
有名な撮影スポットなのかもしれません。


堪能しました。

島のあちこちに残る旧日本軍の遺跡を眺められる猿島。
思っていた以上に堪能できました。

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