予土線沿線を進んで、窪川駅に到着しました。
窪川駅は土讃線の終点駅でもあり、この駅から土佐くろしお鉄道との分岐駅になります。


予土線宇和島行き。

窪川駅に到着したのは16:40頃。
予定よりも早いペースで到着したのでどうしようかな…とも思いましたが、時刻表を見ると、あることに気づいたので予土線行きの列車に乗車します。


ループトンネル…いいよね…。

時刻表を見た結果、窪川駅から家地川駅まで2駅の区間を乗ってみました。
この区間には実は2つの面白いことがあります。

まず1つ目は、窪川駅~若井駅の間は第3セクターの土佐くろしお鉄道になっているため、別会社の鉄道路線を走ります。
つまるところこの区間のみJRではない路線を走ることになるため、青春18きっぷでも乗れない区間になっています。

唖然青春18きっぱー殺し区間だ…

そしてもう1つは若井駅を過ぎてから予土線に入るまでの間にあるループ線区間があります。
そのループ線の途中に信号場があり、土佐くろしお鉄道と予土線が分岐しています。
なかなか面白い構造になっていてこれもまた見てきたいところでした。


家地川駅。

窪川駅から2駅先の家地川駅で下車しました。
家地川駅は無人駅で特に何かあるワケでもありませんが、行ってみたところ鯉のぼりがたくさん飾られていて、これはこれでいい感じです。


こいのぼりの駅。

小さな腰のぼりだけかと思っていたら大きな鯉のぼりもありました。
ちょうど5月ということもあり鯉のぼりが飾られているのでしょう。
無人駅なのに地元の方がしっかりとメンテナンスしていることがわかります。


鉄道ホビートレイン。

しばらく待っていると、目的の列車がやってきました。
鉄道ホビートレイン、通称四国新幹線です!
普通列車を改造したとしか思えないそのフォルムは思わず写真を撮りたくなります。


青い車内。

鉄道ホビートレインは2014年3月に登場したキハ32形の改造車。
外観は0系新幹線に似せて作られており、内装も青を基調としたデザインになっています。
思っていたよりも乗車率は高く、鉄道ホビートレインの人気の高さを感じさせられます。


乗車記念の専用席。

一部座席ですが特別シートになっていて、ゆったりとした座席に座ることもできます。
ただ、この席は指定席ではないので早い者勝ちという制限はあるようです。


鉄道模型も展示。

また、一部には鉄道模型の展示コーナーもありました。
こちらはじっくりと見ていなかったのでどんな車両の模型があったのかまでは見ていませんでしたが、単純に新幹線の模型…というワケではないようでした。


正面を見る。

正直なところ内装を見ただけでも「乗ってよかった」と感じるのですが、新幹線っぽい正面のところの部分を内側から見るとこれはこれでインパクトがあります。
実は空気が通るような穴が無数に開いているとか、結構隙間があるんだ…とかいろいろ気づきもありました。


料金表。

個人的にいいなと思ったのが料金表の部分です。
予土線の利用中の料金が表示されているのですが、よく見ると下部分には「東京」「新横浜」「小田原」「熱海」「静岡」…と新大阪までの表示がありました。
これってつまり東海道新幹線開業時の停車駅の一覧ですね。
品川や三島、新富士、三河安城がなかったのでなるほど、と思うと同時に細かい遊び心があるなぁ、と思ってしまいました。


窪川駅に戻ってきました。

終点の窪川駅に到着しました。
時刻を見て乗れる!と思いましたがこれは乗っておいて正解ですね!
ただ外観だけを見て「新幹線っぽい車両だー!」と思うだけだと勿体ない、そんな車両でした。


横から見てもよい。

JR四国がメディアに登場する時に何かと話題になる鉄道ホビートレイン。
これは一度乗るべき列車かもしれません。

◆春の四国一周旅行
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