「へうげもの」8服発売記念…ということで、目白でへうげもの展「ト★コヲシケ」が本日2/27より行われるとのこと。
初日とはいえ平日の金曜日なのでさすがに厳しいかと思いましたが、鳥取から知り合いの書店員さんが上京するということだったので、歓迎も兼ねて会社を休んでご一緒することにしました。
へうげもの茶会以来の再会となるので、やはりうれしいものです。


へうげもの展「ト★コヲシケ」。

目白駅で待ち合わせをしたのですが、もうものすごい雪。
さすがに積もりはしなかったものの、とんでもない天気です。
そんな中、目白駅から徒歩数分のところにある「ギャラリーFUURO」にて、へうげもの展「ト★コヲシケ」が開催していました。


へうげもの展「ト★コヲシケ」チラシ。

今回の展覧会のパンフレットは、思いっきり古田織部の苦悶する顔がアップに。
ややキモいぐらいのインパクトに水玉模様がポイントです。
インパクトは絶大ですが、これを展覧会の表紙に使うとは……やや攻め込みすぎな気がします。


「瀬戸屋」の看板。

早速中に入ってみると、あの「瀬戸屋」の看板が。
実は陶器でできているようで、ずっしりと重そうです。

今回は会場内に記念撮影用の顔はめパネルがあったりするので、中は撮影可能かと念のため確認したらOKとのこと。
せっかくなので「瀬戸屋」の看板などいろいろと撮影させてもらいました。


へうげもの展「ト★コヲシケ」。

店内は白で統一され、スタイリッシュな感じ。
所々、秀吉や家康の何ともいえない顔のシールが貼られていたり、織部の巨大シールや利休のシールなどが貼られ、なんともへうげた空間に仕上がっていました。

今回も新進気鋭の陶芸家達の作品販売がメインですが、前回の伊勢丹で行われたへうげもの展とは異なり、「作家買い」を極力減らすためにたくさんの作家さんの作品に名前をあえて表示せず、また日用品の作品を多めにしたとのこと。
そのため独創的な作風のものはあまり見られず、また「3万円以上のお買い上げの方には…」みたいな露骨な煽りもなし。
「へうげもの」本編内に登場する「瀬戸屋」のイメージに合わせて日用で使える作品をメインとしたラインナップにしたのかもしれませんが、個人的にはこちらの方が好みでした。
今回は良さそうな抹茶茶碗を2~3個目を付けたので、とりあえず購入しようかと思っていました。


へうげもの展「ト★コヲシケ」スタンプ。

今回のへうげもの展「ト★コヲシケ」では、こんなスタンプがありました。
原則として買い物をした方の紙袋に押されているようですが、スタンプは自由に押せるとのことだったのでコミックスにもスタンプを押してみました。
これなかなかへうげたスタンプです。


せっかくなので記念撮影。

唖然せっかくだから記念撮影もするよー!

初日限定、ということで陶芸家の青木良太氏、大江憲一氏による抹茶を点ててくれる特別イベントもあり、せっかくなので抹茶をいただきました。
特別茶室は2畳程度の小さいもので、へうげものファンがみたら「これが細川忠興の茶ぞ!」と言いたくなるんじゃないか…と思うぐらい狭いもの。
しかし掛け軸をくりぬいてデジタルフォトフレームを組み込み、「へうげもの」の名シーンを映し出すという作意には驚かされました。
自分は作陶については無知識なのですが、お2人にはいろいろと楽しい話を聞かせていただき、大満足。

しかし、一服が終わって満足したところで、ふと後ろを振り向くと先ほどキープしておいた抹茶茶碗がない。
おかしいな、と思って見てみると既に他の人に既に買われてしまったようで。
今回は1点モノが多いようで同じモノはないらしく、逃した魚は大きくなってしまいました。


茶入れを買いました。

さて、一番欲しかった茶碗が売り切れ、しょうがないので他のを探そうか…と思っていたのですが、無理矢理買おうとしても結局はその作品のことを愛していないのであれば、結果的に自分も、作品も不幸になってしまう…
そのため、欲しいモノがなければ買わないつもりでしたが、待ち時間の間によさげな茶入れを発見したのでこちらを購入しました。
色が色なら柿っぽい感じがいいですね。


結局1時間半ぐらいまったりしていましたが、その間だけでも結構いい作品はどんどん売れてしまって、明日以降は品揃えが大丈夫なんだろうか…と正直心配になってしまうぐらいでした。
何というか「へうげもの展」の作品を見るなら初日なのかな…と実感。
それ以外の店内の作意についてはのんびりと堪能できるので、次回以降も行われるのであればその点を気にしながら見てみたいですね。
今回は本当に堪能しました。


※〈ト・コヲシケ2009〉は2009年2月27日(金)開幕です - へうげもの official blog
http://hyouge.exblog.jp/10414158/



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