碓氷峠鉄道文化むら。

横川駅の横には、かつて碓氷峠を越える電車が走っていたことを記念して「碓氷峠鉄道文化むら」という鉄道記念館があります。
時刻は15時ちょっと前で、閉館時刻は17時。
せっかく横川まで来たのだから、2時間ちょっととはいえ観光しよう、ということで入館することにしました。
大人1人500円とリーズナブルな感じです。


D51-96蒸気機関車。

園内にはたくさんの鉄道関連車両が静態保存されていて、いろいろな車両を見ることが出来ます。
しかし、ほとんどの車両には屋根がなく、雨ざらしになっているので賛否がわかれるところです。
そしてほとんどの車両の中に入ることが出来、実際に使われていた車両や機関車に触ることが出来ます。
これは嬉しいですね!

さらに碓氷峠運転シミュレーターなどもありましたが、1回1,000円と聞いてちょっと怖じ気づきましたorz
それでも行列ができていたのには驚嘆してしまいましたが…
園内には出店もあって、実際に鉄道車両で使われていた方向幕やプレートなどの部品等も販売されていたので、鉄道好きの方への土産にいいかな…と思いましたが持ってみるとかなり重く、荷物になりそうだったので断念しました。


ヘッドマーク展示コーナー。

かつて使われていたヘッドマークを展示しているコーナーもあり、「あさま」「日本海」「出雲」「能登」などのヘッドマークを見てはあかり姉さんと感嘆の声を上げていました。
これらのヘッドマークはイベントの時に展示している車両に設置されることもあるのだとか。
あかり姉さんもなんだかんだで寝台特急好きなので、特にヘッドマークには弱いみたいでした。


鉄道資料館。

併設の鉄道資料館にもいろいろな信越本線、碓氷峠の記録がたくさん。
こちらでは碓氷峠にある有名な碓氷第三橋梁こと「めがね橋」の写真や工事の風景などの資料がたくさん展示されていたり、HOゲージで碓氷峠周辺を再現した模型のコーナーがあったり、鉄道ファン全てが満足できそうな内容です。

この「碓氷峠鉄道文化むら」でも見所はたくさんありましたが、おいらとあかり姉さんが感動したのは次の車両でした。


一等寝台(マイネ40)の一般公開。

まず、このゴールデンウィーク中限定で昔使われていた一等寝台(マイネ40)の一般公開があったようです。
普通の車両とは違い、わざわざボランティアの方が車内で観光案内、車両説明をしていました。
たぶん説明と同時に車内でのよくない行為(寝台に土足で乗ったり、飲食、喫煙など)を見張っているのでしょう。
そんな厳重な監視もありましたが、広々とした畳敷きの寝台、さらに奥には扉がついた完全個室もありました。

唖然サンライズ出雲」のシングルデラックスを思い出すわ…

まさに昔のA寝台列車で、なかなか乗れない寝台車両だったのかもしれません。


3段式B寝台。

そして現在では急行「きたぐに」だけの使用になってしまった3段式B寝台も展示されていました。
もうこれにはあかり姉さん大喜び。
2段式B寝台ですら狭いこともあるのにこの狭さは恐ろしい…
廃止される前にぜひとも「きたぐに」に乗っておきたいと改めて感じます。


あぷとくん。

また、園内を一周する「あぷとくん」という蒸気機関車もあったので、こちらに乗ることにしました。
この他にも本物の「EF63形電気機関車」に乗れるコースや信越本線の旧線を使用したトロッコ電車、ミニSLの乗車もありましたが、今回は時間の関係で「あぷとくん」だけ乗ることが出来ました。
また機会があれば他のものも体験してみたいですね。

結局、閉館の17時近くまで園内を歩き回って満喫しました。
大宮の鉄道博物館もいいけれど、横川の「碓氷峠鉄道文化むら」もいいですね!
また今度機会があったら寄りたいところですね!

※碓氷峠鉄道文化むら
http://www.usuitouge.com/bunkamura/
住所:群馬県安中市松井田町横川407-16
TEL:027-380-4163


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