函館朝市を巡ってぶらぶらと歩いていると、気がついたら朝市の区域から外れてしまっていました。
しかし、海側になにやら建物もあることだし、ちょっと寄ってみました。


青函連絡船摩周丸。

唖然そういえば函館にもあったね…

函館朝市からすぐ近くの所には、青函連絡船で活躍した摩周丸が停泊していました。
青森の青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸と同様、現在は内部を記念館として一般にも公開しているのだとか。
入館料は500円。
せっかくなので入ってみることにしました。


青函連絡船摩周丸。

タラップを渡って青函連絡船摩周丸に乗船します。
おいら達が入ろうとすると、前方には鉄道ファンらしき団体が…
かつては国鉄が運行していた青函連絡船なので、こちらを巡るのも鉄道ファンとしては普通…なのかもしれませんが自分はぶらりここに訪れるまではノーチェックでした(汗)

摩周丸に乗船してすぐの所には昔使っていた国鉄のマークとJRのマークが並んで置かれていたり、写真パネルのコーナーでは摩周丸の他青函連絡船で活躍した船舶の写真が一同に…
なかなか見応えがあります。


座席にも座れます。

青函連絡船には座席席があったのですが、一部にて当時の座席をそのまま残し、座れるようになっていました。
国鉄の電車のような重厚感のある座椅子でなかなか乗り心地がよいです。
ここからの眺めもずっと停泊しているとはいえ、海からの眺めなのでなかなか気持ちよい物ですね。
また、近くには喫茶スペースもあってコーヒーなどの飲み物や軽食を食べることが出来るようになっていました。


制服いろいろ。

かつて青函連絡船で使用していた職員の制服も飾られていました。
冬服の船長服からマリンガールまでいろいろな制服が揃っていて、展示物とは別に試着できる制服も用意されていて、誰でも職員になったりマリンガールになったりできました。
できれば冬服の船長服も着てみたかったけれども、残念ながらこちらは試着できなくて残念です。


操舵室。

だいたい回りきったかな…と思ったらまだまだ摩周丸のいろんなところを見て回れるようで、操舵室や通信室といった、船の運航に必要なスペースも閲覧することが出来ました。
ちなみにもう少し遅い時間…11時とかから過去に青函連絡船で働いていた方によるガイドが行われる予定だったようですが、今回は見送ることに。
今日は誰がガイドをするのかな…と思ったらなんと元摩周丸の船長だった方が担当する予定だったようで、その点ではちょっと勿体なかったかもしれません。


眺めは最高。

3月末までは冬期期間中だったので、船の甲板には出ることが出来ませんでしたが、操舵室から函館湾をじっくりと眺めていました。
今日は快晴だけども風が強いため波が高く、ところどころ波が陸地に打ち上げているほど。
甲板に出ていたら暴風で寒い思いをしていたでしょう…。そう考えると操舵室から見ているだけでも十分楽しめました。

船は固定されているとはいえちゃんと海の上に浮かんでいるので、波が来るとやはり揺れます。
今日は風が強いので結構揺れていて…

唖然なんだか気持ち悪くなってきた…

まさか船酔いの一歩手前になってしまうとは。
本当はもう少し見て回りたかったけれども酔ってしまっては意味がないので船を下りることにしました。


かつてはここまで函館本線があったそうな。

摩周丸のすぐには、かつて函館本線がここまで伸びていたことを表す函館本線0キロポスト…もとい0マイル地点の碑が建っていました。
0マイルということはアメリカ軍駐留時代にここまで伸びていたということなのでしょうか。

今まではあまり連絡船の方はほとんど注目していなかったのですが、これも日本の鉄道の歴史を語る上では大事なものの1つなんだなぁ…
青森港の十和田丸の方も中まで見ておけば違いも比較してより楽しめたのかもしれませんね…。

※青函連絡船記念館摩周丸
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/kikaku/masyu/
住所:函館市若松町12先
TEL:0138-27-2500


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