幸谷駅方面へと歩いていると、遮断機のない踏切をいくつか見かけました。
ローカル線だからこういうこともあるよなぁ、と思っていたら突然あかり姉さんが何かを思い出したようです。


住民専用踏切。

「この踏切、テレビで見た!!」

テレビ番組でも取り上げられたという、この踏切。
なにが面白いかというと、この踏切は向こうにある家のために作られた踏切なのだそうです。
流鉄の幸谷駅~小金城趾駅間には3箇所並んで自家用踏切が設置されています。

遮断機も警報機もない、「とまれみよ」という標識がある踏切は、専門的に言えばこの踏切は「第四種踏切」という「その他」扱いの踏切で、危険と判断されることが多いため現在ではあまり見かけなくなった踏切です。
電車が第四種踏切を通るときは警笛を鳴らして警告するけれども、やはり危ないということで減りつつある第四種踏切。
そんな踏切がいまだ残っているのも流鉄の魅力かもしれませんね。

第四種踏切からさらに歩いていると、のどかな風景から一変してビルが立ち並ぶように…
そして幸谷駅に到着しました。


幸谷駅。

幸谷駅はJR新松戸駅との乗換駅ということもあり、乗降が激しい駅なのだろうなぁ…と思って駅舎を見てびっくり。
小金城趾駅と同じくマンションと併設している駅舎です。
まだ新しい感じのマンションのようですが、先ほど小金城趾駅を見ていると「あと数十年後には…」とイヤな事も考えてしまいます。
しかし、すぐ近くに新松戸駅もあることだし、そうそう廃れることもないでしょう…。

ローカル線の、たった1駅の違いでここまで天と地の差が生まれるのかと思うと、なかなか面白いものですね。

◆関連日記
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