10月2日から10月17日まで「秋の青春18きっぷ」とも呼ばれる「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」が発売していました。
3回分1組の切符で。日本全国のJR路線(普通列車のみ)が乗り放題。
これを使ってどこかしらに鉄道旅行に行こう、と友人と計画していました。
普通列車で行けていろいろと楽しめる場所…ということで浮かんだのは土合駅。
このブログでも何度も取り上げているトンネル駅です。

計画もできたし万全…と思っていたのですが、直前になって1人欠員が出てしまい、2人で行くことに。
2人で旅行するのだったら無理に普通列車縛りにすることはあるまい…ということで急遽特急列車を使ったプランに差し替えました。


大宮駅構内。

朝7:10。
大宮駅で武田すんさんと待ち合わせて、まずは朝食をとります。
これから乗る予定の特急水上号は車内販売がないので、駅弁や飲み物などは出発前に買っておく必要があります。
そこで駅弁でも買おうと思っていたのですが、あいにく駅弁店はまだ閉まっていたので駅のうどん屋で朝食をとります。


特急水上号。

<クリックすると動画を再生します>

特急水上号は上野駅から群馬県の水上駅までを結ぶ特急列車で、新前橋駅までは特急草津号と連結して走っています。
しかし12月4日に東北新幹線新青森駅延伸に合わせて行われるダイヤ改正で特急水上号は廃止が決定してしまいました。
そのためおいらにとっては乗り納めという意味合いもありました。

ちなみに10月17日は各地で鉄道イベントが目白押し。
中央線201系のさよなら運転が行われたり、西鉄2000形のさよなら運転が行われたりと名物車両の引退が相次いでいましたが、おいらはちょっと早い特急水上号への惜別を行っていました。


特急水上号車内。

水上号の車内は思っていたよりも空席があり、自由席でも十分座れます。
やはり乗客不足でやばいのだろうか、と思っていたらそうではなく、たまたま1号車だけががらがらだったようで、おいら達はほぼ貸し切り状態で使用することができました。
そして意外と売れている特急指定席。
この時は「意外と乗っているんだね」と思う程度でしたが、その認識はどうやら甘かったようです…。

唖然おつまみはいかがですか~

そして驚いたのは、特急水上号には普段はいないはずの車内販売が来てびっくり!
武田さんに用意した「旅のしおり」でも「特急水上号には車内販売はありません」と過去の教訓をもとに記述しておいたはずなのにこれはびっくりです。
しかし弁当の販売はなく、アイスクリームも取り扱いなしとのこと。
そして代わりにSLみなかみ号の関連グッズが満載…。
これはもしやSLみなかみ号の車内販売員を移動させるついでにせっかくだから上野~高崎間でも販売をしようということなのでしょう。
そのため高崎駅で特急水上号の車内販売は終了。まさに予想通りでした。


特急草津号と特急水上号との切り離し作業。

新前橋駅で特急草津号と特急水上号との切り離し作業が行われました。
1号車から8号車付近まで向かうのはさすがに時間がかかったため切り離しの瞬間を見ることはできませんでしたが、子供連れの観光客を中心にたくさんの人が見ていました。
今は子供連れが多いですが、今年12月で見られなくなる風景なのでこれから鉄道ファンが撮影に訪れるようになるのでしょうか。
そんなことを思いつつ、特急水上号に再度乗車します。

新前橋駅を過ぎるとすっかり山の中。
特急電車とはいえ、なんだかのんびり進んでいるような気がします。


終点の水上駅。

大宮駅から約2時間。
ようやく水上駅に到着しました。
思っていたよりもたくさんの人が終点まで乗車していました。

唖然もしかしてみんな同じことを考えてる?

谷川岳は今週ぐらいから紅葉が見頃。
そして谷川岳の最寄り駅は土合駅。
紅葉と土合駅観光も兼ねている人はもしかしたら多いのでは…
そんな不安が頭をよぎりつつ、水上駅で普通電車に乗換をすることにしました。

◆特急水上号・特急草津号 大宮駅到着


◆秋の水上温泉旅行
秋の水上温泉旅行【目次】


◆関連日記
土合・湯檜曽・水上 ~トンネルと雪と温泉と~【特急水上号篇】



※ 当サイトの各種サービスをその利用規約等で定める範囲内でご利用いただく場合や、著作権者の許諾なく著作物を利用することが法的に認められる場合を除き、無断で複製、公衆送信、翻案、配布等の利用をすることはできません。また、利用が認められる場合でも、著作者の意に反した変更、削除はできません。記事を要約して利用することも、原則として著作権者の許諾が必要です。
※ 当サイトの情報は執筆当時の情報を元にしているため、現在の内容とは異なる場合があります。