東武ワールドスクウェアは堪能したけれど、思っていたよりも動くアトラクションがなかったので1日ずっといられるテーマパーク、というワケではありませんでした。
そこで一旦鬼怒川温泉駅に戻って次に行く場所を考えていました。

唖然正直、鬼怒川温泉周辺ってあまり見るところがないのよね…

今回の宿が鬼怒川温泉の中心街から外れた場所だったということもあり、また前回散策したエリアをもう一度回るのもなぁ、と思って考えあぐねていました。


AIZUマウントエクスプレス。

鬼怒川温泉駅のホームには野岩鉄道、会津鉄道を経由し会津若松方面に向かうAIZUマウントエクスプレスが停車していました。
かつて乗車したAIZUマウントエクスプレスとは車両が変わり、今はこんな車両になっているんですね。
この電車を見ていると、だんだん乗りたくなってきました。


特急スペーシア オールドカラーバージョン。

すると反対のホームには特急スペーシアが到着しました。
これに乗って帰るのも1つの手ではあるけれど…とりあえず悩むよりもまずは行動、ということで電車に乗って野岩鉄道方面に向かいます。

今回の切符は下今市駅~新藤原駅まで乗り放題。
そのためちょっとぐらいオーバーしても差額を払うだけだし…というワケで、野岩鉄道の駅を眺めながら適当なところで降りることにしました。

竜王峡、川治温泉…と次々に駅を通過します。
そこでふと、前回下車しようと思って下車し忘れた湯西川温泉駅で下車することにしました。


野岩鉄道 湯西川温泉駅駅名標。

野岩鉄道の湯西川温泉駅は全国でも珍しい、トンネルの中にある駅です。
トンネルの中にある駅といえばJRの土合駅湯檜曽駅筒石駅竜飛海底駅、吉岡海底駅、ほくほく線の美佐島駅などが有名ですが、完全なトンネル駅ではこの湯西川温泉駅も押さえておくべき駅です。
湯西川温泉という秘湯ではあるものの知名度の高い温泉の最寄駅であるが故にトンネル駅としては知名度が低いものになっています。


湯西川温泉駅ホームはトンネル内。

トンネルの中にあるホームが大好きなおいらにとってはたまらないところです。
思っていたよりも明るく、閉塞感はありません。
観光地だから明るくしているというワケではないですが、その理由はこんなことでした。


反対側はすぐ鉄橋。

この湯西川温泉駅は葛老山トンネルというトンネル内にありますが、実は五十里ダムの真横に位置しているため、駅を出るとすぐに湯西川橋梁が伸びています。
トンネルから見る鉄橋の眺めもいいものです。
もしもホームに降りることができるなら絶景が撮れるのに…
そう思ってしまうようなロケーションです。


約70段ぐらいの階段。

湯西川温泉駅のホームと地上を繋ぐのは約70段ぐらいの階段またはエレベーターです。
他のトンネル駅と比べて絶望感はありませんが、ホームに行くまでトンネル内の階段を歩くと考えるとなんだかわくわくします。
階段がそんなに深くなく、トンネル駅としてはもの足りないかもしれないけれど個人的にはこの感じも好きです。


湯西川温泉駅駅舎。

湯西川温泉駅の改札を出て、駅舎の外に出てみました。
外は普通の駅舎で、隣には道の駅が併設されていました。
また、電車の時間に合わせてバスが連絡しているため、湯西川温泉へのアクセスも便利です。
このまま湯西川温泉に行くことも考えましたが、道の駅が充実していそうだったので今回はこのあたりでぶらぶらすることにしました。


鉄橋を走る電車。

湯西川温泉駅を出てすぐの場所から、湯西川橋梁を走る電車を撮影することができます。
目の前は五十里湖があり、断崖絶壁のところを車が走っているので逆に足がすくんでしまいましたが、本当に良い景色でした。

◆東武6050系電車 野岩鉄道湯西川温泉駅下り方向発車


◆東京スカイツリー展望台観光と鬼怒川温泉ぶらり旅
東京スカイツリー展望台観光と鬼怒川温泉ぶらり旅【目次】

◆関連日記
ぶらり鬼怒川温泉の旅



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