昨年10月に日比谷パティオで行われた「大つけ麺博」。
東京をはじめ日本各地の有名店・実力店のつけ麺が勢ぞろいしたこのイベント。
自分も「大つけ麺博」でいくつものつけ麺を食べたけれども、最も印象に残っていてもう一度食べたいと思っていたつけ麺がありました。
それは…「アイバンラーメン」というラーメン店。
店舗は京王線の芦花公園駅近くにあるということなので、今回行ってみることにしました。
新宿駅から各駅停車の電車に乗って約20分。
芦花公園駅に到着しました。
駅前を出ると昭和の雰囲気を漂わせる昔ながらの商店街が並び、「モヤさま」で歩いているかのような気分です。
地図によると北口出口を出て直進し、「芦花公園駅前」信号を左折してしばらく行ったところにあるのだとか。
早速行ってみました。
芦花公園駅から徒歩５分ぐらいで「アイバンラーメン」に到着しました。
ゴシック体で書かれた店号が目立ちます。
そして店の外には店主であるアイバン・オーキンさんが気さくな感じで呼び込みをしていました。
店内は約10人ぐらいが座れるスペースになっていて、ちょうど目の前の人が店を出たばかりだったようですぐに入ることができました。
日曜日の15時ぐらいの時間帯でもちょっと列ができるようで、すぐに座れたのは幸運でした。
メニューを見て何にしようか考えていたけれども、「大つけ麺博」で販売したものと同じつけ麺はどうやら今は扱っていないよう。
そのためラーメンとつけ麺をそれぞれ注文することにしました。
おいらが注文したのはローストガーリック麺。
塩ラーメンをベースに、ローストガーリックをたっぷり入れたスープになっています。
スープは粘度があり、普通のラーメンよりもかなり少なめ。
そして博多ラーメンのように細い麺が特徴です。
細い麺と濃厚なスープが絡み合ってこれは美味い…。
やや量が少ない感じがしたけれども細い麺のせいだからでしょうか。
スープまで飲みたくなる美味しい一杯でした。
昼食というかおやつを食べた後の食事になるのでニンニクがやや胃に刺激を与えてしまったけれどもこれはとても美味しいラーメンです。
あかり姉さんの方は塩つけ麺を注文しました。
つけ麺の麺は太麺で、さらに冷盛り用のライ麦を練りこんだ麺と熱盛り用の全粒粉を混ぜた麺のどちらかから選べます。
今回は冷盛りの麺を注文したけれども、替え玉という扱いでどちらの麺も途中でお代わりができるそうです。
早速食べてみると…魚介系のスープと動物系のダブルスープという濃厚スープと太麺が絡み合って本当に美味。
「大つけ麺博」で食べたポテトスープっぽいつけ汁も衝撃的でしたがこれもびっくりの味です。
個人的にはラーメンよりもつけ麺を食べたほうがオススメかも。
本当美味しいつけ麺でした。
食べ終わった後はおいら達のように帰るお客を見ては店の外で「アリガトー」と見送ってくれる店主のアイバンさん。
人気店になった今でも時間に余裕があるときはこうやって客を見送ってくれるのでしょうか。
この「アイバンラーメン」はアメリカ人のアイバン・オーキンさんが映画「タンポポ」に衝撃を受け、日本でラーメンを作る道を歩んだのだとか。
「タンポポ」という映画は伊丹十三監督の映画で、おいらも大好きな映画の１つです。
その映画を見てから食に対する価値観が変わったぐらいなので、この映画を見て日本のラーメンを作りたくなったという気持ちもわからなくもないですね。
しかし実現までにはかなりのハードルがあったと思いますが、今となっては人気店になっていて夢が１つ叶ったのでしょうか…。
映画「タンポポ」。昔はよくフジテレビ系の映画番組で放送していたけれども、最近はめっきり見れずじまい。
また久しぶりに「タンポポ」を見たくなってきました…。
ラーメンを食べた後の腹ごなしや美味しいラーメンの余韻に浸ることも含めて、隣駅の千歳烏山駅までぶらり歩いたり商店街を見たりしていました。
千歳烏山駅は急行電車も停車するので便利な駅。
また今度ラーメンを食べるついでに寄りたい街ですね。
※アイバンラーメン
http://www.ivanramen.com/
住所：東京都世田谷区南烏山3-24-7
TEL：03-6750-5540
◆関連日記
→京王沿線グルメ旅【目次】
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