快速SLみなかみ号が発車した後の水上駅は一気に静かになりました。
しかし、今日は臨時列車も走っているようです。


水上駅にゆめぞら号。

水上駅にゆめぞら号が停車していました。
本日10/17に限り、普段は北越急行線内のみを走るゆめぞら号が水上駅まで延長運転を行っているようです。

SLを撮りに来たと思われる観光客もゆめぞら号を見ても「単なる赤い電車」としか認識はしておらず、そんなに興味がないようでした。
しかし、ゆめぞら号がなぜ水上駅まで来ているのか…その謎は一瞬でピンと来ました。


水上駅にゆめぞら号。

ゆめぞら号というのは北越急行の観光列車で、トンネルの多い北越急行内でも退屈せず楽しんでもらえるよう、トンネル内では列車内の天井がプラネタリウムのようになるという面白い電車です。

唖然新清水トンネルをゆめぞら号が走る…だと…

普段は北越急行内のみ走るゆめぞら号がJRの10kmを超えるトンネルを走る…
土合駅にも停車すると考えると、あの地下ホームにゆめぞら号がいるという稀少感…
これはもう乗らないワケにはいかないでしょう!


かっとなって買った。

時刻は15:30。
ゆめぞら号の発車時刻は15:34だけど慌ててみどりの窓口に駆け込んでゆめぞら号の切符を買ってしまいました。
おいらは時々突発的に動いてしまう傾向があるけれど、この電車は逃したら一生後悔しそうだったので即決してしまいました。
この時間から越後湯沢に行ってしまうと、帰りは新幹線で帰ることが確定してしまうけれどそんなことは関係ありません。


プラネタリウム列車。

<クリックすると動画が再生されます>

臨時のゆめぞら号は水上駅を出発すると土合駅のみに停車し、終点の越後湯沢駅まで向かいます。
下りのゆめぞら号では土合駅地下ホームに停車できることが目玉で、上りのゆめぞら号だと土樽ループと湯檜曽ループの2回のトンネルループがあり、長くプラネタリウムを見ることができるメリットがあります。
とはいえSLみなかみ号ほどインパクトがあるワケでもなく、ゆめぞら号が清水トンネルや新清水トンネルを通ることにメリットを感じる人は少なく、10/17のみ運行でもかなり空席が目立っていました。

湯檜曽駅にはいったところで、プラネタリウムが始まりました。
内容は北越急行内で流れている内容と同じもののよう。
ただしトンネルの長さが違うので、新清水トンネルのように長大なトンネルの場合は1つのトンネルで2~3本分を放送していたりもしました。

しばらくプラネタリウムを眺めていると、だんだん車両前方が明るくなってきて…
最初の停車駅、土合駅に停車しました。


土合駅にゆめぞら号。

唖然土合駅にゆめぞら号が!

北越急行にもトンネル駅として有名な美佐島駅がありますが、土合駅でゆめぞら号が見られるなんてまさにわかる人にしかわからないご馳走です。
しかも土合駅には10分も停車。
さすがに地上まで上がって帰ってくることは無理だけど、地下ホームを存分に堪能するには十分すぎる時間です。


土合駅にゆめぞら号。

今日の午前中に土合駅に来たときは異常なぐらい人がいたけれど、さすがにこの時間では人はほとんどおらず本来の秘境駅らしさを見せていました。
今回の目的は秘境駅と紅葉、SLツアーだったので、1日2回の土合駅探訪でようやく秘境駅を堪能できました。

土合駅を発車した後は長い新清水トンネルを抜け土樽駅を通過するのですが、その後はあまりトンネルもなくプラネタリウムは見れなくなってしまったけれど、土合駅のインパクトがあまりにも大きいので充分元はとれたと思います。


越後湯沢駅に到着。

そして終点の越後湯沢駅に到着しました。
越後湯沢駅の2番線にゆめぞら号が停車しているのはとても珍しいですね!
突発的に動いてしまったけれど、非常にいい旅になりました!

◆ゆめぞら号:水上駅到着

◆臨時列車ゆめぞら号:土合駅到着アナウンス


◆秋の水上温泉旅行
秋の水上温泉旅行【目次】



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